12球団のドラフト、巨人は即戦力投手を獲得できるか

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巨人は昨年のドラフト会議で即戦力投手の獲得を目標に掲げたが、思うような選手を獲得できず、今年のシーズンに大きな不安を残している。今年こそ、即戦力投手の獲得まったなしとなる。

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投手陣の不安

巨人は昨年のドラフト会議で、最初に奥川恭伸投手を指名し抽選で外すと、次に宮川哲投手を外した。1位では将来性を評価していた堀田賢慎の指名に切り替えると、2位で社会人の153キロ右腕・太田龍投手を獲得し、上位2枚は共に右投手となった。

巨人は昨年、セリーグを見事に制したものの、今年に向けて投手力に不安を抱えていた。昨年はエース・菅野投手が不調(といっても11勝6敗だが)で、15勝4敗を挙げた山口投手の働きが大きかった。先発陣を崩してもリリーフを強化し、この二人の試合は落とさないように戦った。

しかしその山口投手がメジャーに移籍し、今年は、昨年リリーフに回した田口投手や、後半に出てきた戸郷投手、そして新外国人選手を先発として考えるものの、未知数な面が多く、オープン戦では苦しい戦いが続いていた。その中で即戦力の獲得を期待していたルーキー投手のうち、太田投手もコンディション不良で調整が遅れるなど、ルーキーが一人も戦力になりそうの無い状況となった。

投手獲得への意気込み

そこで巨人は長谷川スカウト部長を交代させ、スカウト陣に水野投手巡回コーチと、高田誠ファームディレクターを加えた。投手の現有戦力とドラフト候補を比較し、即戦力投手を獲得したいという思いが明確に示されたといえる。

原監督や菅野投手の後輩、東海大の山崎伊織投手を中心に、経験十分の明石商・中森俊介投手、また左の即戦力・早川隆久投手が先発の候補として挙げられる。しかし、山崎投手は右ひじの故障が公表された事で、畠投手、堀田投手など故障を抱えた投手の獲得が続く状況で1位指名ができるかどうか。

早川投手は2軍との試合で失点する場面があり、2軍のコーチ陣などからもさまざまなコメントが出ている他、2018年に同じ左の高橋優貴投手を獲得しておりどうなるか。

また、新型コロナウイルスの影響により、球団の活動もできなくなり、ファームの戦力の見極めも難しくなっている他、アマチュア選手を見る事も出来ない状況となった。そのため今年は昨年やそれ以前のスカウト活動がモノを言うかもしれないが、巨人は長谷川スカウト部長を交代させており、それがどのような影響になるかが気になる。

ドラフト上位で狙った選手を獲得できない事は、抽選のドラフト制度であるため仕方ないが、中位や下位で戸郷選手やオリックスの山本由伸投手のような投手の獲得を狙っているのならば、こちらも運の要素が大きくなる。

中位あたりで大貫晋一投手(2018年横浜DeNAドラフト3位、2019年に6勝)のような投手を獲得できれば良いと思うが、2016年の谷岡竜平投手、池田駿投手を使い切れず、高田萌生投手、大江竜聖投手を育てられていないところに何かが見えるかもしれない。例えば大貫晋一投手が巨人に指名されていたら、あまり起用されなかったのではないかとも思う。

スカウト陣を疑うよりも、1軍への起用、失敗をどう生かすか、そして選手のモチベーションを維持できる形でのFAを含めた戦力補強の方法などを考えなければいかなさそうだ。

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