近大・佐藤輝明選手にヤクルト・広島スカウトが高評価、12球団の獲得本気度

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近畿大の佐藤輝明選手に、東京ヤクルトのスカウトは「上位候補だと思う」と話し、広島のスカウトも「1位じゃないととれない」と評価した。

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スラッガー

東京ヤクルトの阿部スカウトは、「1年の時から大型で長打力が売り。ウチでいうと村上みたいな選手です。佐藤くんは三塁だけじゃなく外野も守れる。上位候補だと思う」と評価した。また広島の鞘師スカウトも「1位じゃないととれない。あとは会社がどう判断するか。試合を見られて、さらにいいところを見つけたら、もっと強く推すんだけど」と話した。

佐藤輝明選手は左のスラッガーとして抜群の飛距離を出す打撃を見せる。近大の生駒グラウンドでは、両翼100mの広さががあるが、その先にあり14mの防球ネットを超えて打球が消えていく。ホームランが試合を決める事が多くなったプロ野球で、各球団ともスラッガーは欲しいだろう。

また、佐藤選手はサードに加え、外野でも足の速さを生かして広めの範囲を守れる。今年のドラフト候補は中大の牧秀悟選手も二遊間を守れることで評価が高まっているが、佐藤選手も左の大砲だけでなく付加価値が高い。大砲だが守るポジションが限られると、外国人選手とのポジション争いとなり、なかなか結果を出せない事になる選手もいたりするが、佐藤選手は守備の面も含めて使われる可能性が高い選手だろう。

12球団の佐藤選手への思惑

東北楽天は右の浅村選手が、千葉ロッテも右の中村選手と井上選手が主軸を打つが、左の大砲がいない。東北楽天も石川選手を最後まで1位指名候補としていた。北海道日本ハムは清宮選手がいるものの、期待された結果がまだ見られていない事や、送球の面でポジションが限られることもあり、内外野を守れる佐藤選手は獲得したい選手だろう。

横浜DeNAは筒香選手が抜け、主軸は外国人選手に期待されるが、和製大砲は欲しい所。特にサードやレフトで左の大砲として佐藤選手と筒香選手の姿が重なる所がある。

埼玉西武は左は森、右は山川といったスラッガーがおり、福岡ソフトバンクも左では柳田選手が、オリックスも吉田正尚選手がいるが、柳田選手は故障が増えている他、将来のメジャーや他球団への移籍という事も考えなければならない選手たちで、常に補強は必要となる。オリックスと福岡ソフトバンクは昨年のドラフトで大砲候補の石川選手を1位指名しており、福岡ソフトバンクはポスト松田が補強ポイントの一つ。埼玉西武も投手の強化は昨年であらかた終わったと見てもよさそうで、今年あたりから野手の補強に取り組むかもしれない。

阪神は糸井、福留と大山選手が主軸を打つが、両ベテランを突き上げる存在が欲しい。広島も右に鈴木誠也選手と左の松山選手がいるが、鈴木選手は将来は流動的と言え、また丸選手が抜けた事で、主軸を打てる選手がもう一人欲しい。

中日は主軸不在の状況が続いており、また広い球場をしっかりと守れる佐藤選手は欲しい選手だろう。ただし昨年のドラフト1位で石川選手を獲得しており、左右の違いがあるが果たしてどうだろう。ヤクルトは山田選手、村上選手と主軸がそろうが、山田選手はメジャー移籍なども考えておいた方が良い。ただし現在、チームは投手力強化を目指している。

巨人は丸、岡本の左右が主軸に座り、今は投手の方が課題と言えそうだ。

巨人と東京ヤクルト、中日を除く球団が、佐藤選手の1位指名の可能性があるといってよいと思う。例年であれば最終的に3球団前後の指名重複となりそうだが、今年は各球団とも指名人数が減りそうで、1位指名を強硬してくる球団も多いかもしれず、場合によっては5,6球団の指名となるかもしれない。

2020年ドラフト指名予想
 2020年ドラフト指名予想です。
プロ注目上位候補 サンケイスポーツ紙面 2020/5/11

 

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