千葉ロッテは、井口監督、松本編成部長、下敷領スカウトがドラフト1位指名した・藤原恭大選手に指名のあいさつを行った。
2月1日の紅白戦出場の可能性示す
千葉ロッテはドラフト1位指名した藤原恭大選手に井口監督などが挨拶を行い、誠意を示した。藤原選手は「緊張しました。格好良かったです。練習時間など、いろいろな話もできました」と話した。高校屈指の足を持ち、強肩、そして今夏の甲子園で3本塁打を放つ打撃も見せたが、「今の打撃、肩ではプロで通用するとは思っていない。来春のキャンプまでにギアを1つ上げて、準備したい」と話した。
千葉ロッテは1軍、2軍を分ける事なく石垣島でキャンプをスタートさせる。井口監督はキャンプ初日の2月1日から紅白戦を行う予定で、その試合について「もちろん全員が出場します。しっかり準備しておくよう伝えました」と話し。藤原選手も出場することを明言した。
昨年のドラフト1位ルーキー・安田尚憲選手も、3月中旬まで1軍に帯同し、オープン戦にも8試合に出場した。そこでプロの壁を経験し、シーズンに入ってからはファームにいたものの、終盤に1軍に昇格するとプロ1号ホームランを放ち這い上がってきた。
藤原選手もまずは今の力でどこまでできるかを把握し、特に打撃と肩で自分の位置を確認する。その後、ファームで課題に取り組むことになりそうだが、オープン戦でも結果を残せれば、開幕では1番センター・藤原の姿もみえてくるかもしれない。
千葉ロッテファンにとっては楽しみで仕方のない年となりそうだ。
井口監督は口調に大きな期待を込めた。「キャンプは1軍でやってほしい。開幕まで帯同してもらってレベルを経験してもらう。当然、良ければ(その後も)という話はしました」。あいさつ後、藤原の明確な育成プランを披露した。
キャンプ初日には1、2軍合同で紅白戦を行うことが決定。「投手であれば1イニング投げるし、打者も打席に立つ。全員スタートラインは一緒。そこに向けて体を作ってもらいたい」と“12球団最速”の実戦デビューも予告した。
今夏の甲子園では4番として3本塁打。史上初の春夏連覇に貢献した走攻守そろった“超高校級”の逸材。「足を一番アピールしたい」と話したが、同時に「今の打撃、肩ではプロで通用するとは思っていない。来春のキャンプまでにギアを1つ上げて、準備したい」と気持ちを高めた。
藤原と対面するのが楽しみだったようで、両親を交えて育成方針などを説明。「実にりりしい感じがした」と第一印象を語り「スピードに加えてパワーがある。(トリプルスリーは)クリアするものを持っている」と超高校級外野手に期待を寄せた。
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