千葉ロッテの監督に就任した伊東監督が、まずは捕手を1年目で育てる方針を打ち出し、ドラフト会議でも指名選手の中に「捕手がいてくれればうれしい」と話し、捕手獲得の注文を出した。
伊東監督は西武の監督時代にも細川亨捕手を育て、それまでにも高校生捕手を育てたい、と要望するなど捕手の育成に強いこだわりを持っている。千葉ロッテは里崎選手が36歳となり、ポスト里崎がまだはっきりと決まらない状態が続いている。
2010年に4位で獲得した小池翔太捕手、5位で獲得した江村直也捕手にも期待がかかるが、競争させる意味でももう一人若手の有力な捕手が欲しい所だろう。
捕手がいてくれたらうれしい、と引き気味に言っているのは、今年のドラフトに関しては既にスカウトが絞り込みも行っており、基本的には口を出すことなくこれまで調査しリストアップした選手を指名し、スカウトを尊重する姿勢を示した。そのため、今年のドラフトには伊東監督は参加しない事も明言した。
しかし、もともと千葉ロッテは捕手の補強も視野に入っており、光星学院・田村龍弘捕手や東海大・伏見寅威捕手などを視察している。伊東監督に大きなプレゼントをして監督の信頼にこたえたいという思いもあるだろう。
- 今年の捕手(高校・大学・社会人)のドラフト候補一覧
- 千葉ロッテのドラフトページ(ポジション別選手一覧、過去の指名など)
現役時代は球界を代表する名捕手。理想とする「投手力で逃げ切る野球」を実践するには、捕手の果たす役割は大きく「捕手が弱点。里崎を脅かす存在が出てきてほしい。誰を育てるのかが一番の仕事。その辺は重点的に厳しく指導する」と言った。正捕手は36歳の里崎が務めているが、2番手以降が育っていない。自らの経験を伝え「第2の伊東勤」を育成する。
25日のドラフト会議には出席しない予定だが「(指名選手の中に)捕手がいてくれればうれしい」と早速注文をつけた。 全文はスポーツニッポンのサイトをご覧ください。
コメント