阪神、ドラフトは野手中心、中村GMが明言

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 阪神の中村GMが年賀式に出席し、ドラフトでの補強について野手中心にシフトすることを明言した事が分かった。

編成にひずみ

 中村GMはこの日、「これまでの投手中心ドラフトで、編成にややひずみが出てきている」と話し、チームの選手構成のバランスが悪くなってきていることを指摘した。そして、「今年に関しては野手中心にシフトしていかないといけない」と、今年は投手中心ではなく野手中心のドラフトになる可能性を示唆した。

 阪神は2014年は指名5人中4人が投手だが、2013年度はドラフト1位が岩貞祐太投手で6人中3人が投手、2012年もドラフト1位が藤浪晋太郎投手で6人中3人が投手、2011年はドラフト1位は伊藤隼太選手で6人中3人が投手となっており、それほど投手偏重のドラフトをしているわけではない。

 中村GMがいう「ひずみ」というのは指名のバランスではなく、若手の野手がなかなか育ってこないため西岡選手や福留選手などベテランが中心となっている事、また、鳥谷選手のFA宣言で野手の危機意識が高まったのではないかとみられる。

 一二三慎太選手や西田直斗選手、北條史也選手や横田慎太郎選手といった将来性のある野手を上位に指名しており、即戦力野手は伊藤選手以外は下位での指名が多く、それらの選手が即戦力として活躍できない。腹をくくって上位で野手の指名が必要なのだろう。

 

ドラフト1位は

 今年は明大の高山俊選手、慶大の谷田成吾選手といった野手の目玉候補がいるが、中村GMはドラフト1位指名について、「そこら辺は競合になると思うけど、見合う選手がどれだけいるか」と話し、実際にこの1年間を見て野手を選択する可能性を示唆した。

 本来ならば内野手、特に遊撃手が欲しいだろうが、遊撃手で鳥谷選手のような選手はなかなか出てこない。今年は青学大の吉田正尚選手など外野手に評価の高い選手が多いが、チームで外野手の頭数は少ない無いものの、野手で1年目からすぐに活躍できる可能性の高い選手ならば、外野手でも1位指名の可能性がある。

 2013年、2014年と大瀬良大地投手、有原航平投手を指名したものの、藤浪と並ぶ右のエース獲得に失敗した。そして外れ1位で獲得したのは岩貞祐太投手、横山雄哉投手と左腕投手だった。今年は即戦力投手の目玉クラスは明大の上原健太投手や駒大の今永昇太投手といった左腕中心となっており、それならば野手の1位でという事にもなる。

 ドラフト1位に見合う野手がいればその選手を、いなければ県岐阜商の高橋純平投手など右腕の指名となりそうだ。

 

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阪神今秋ドラフト 野手中心 デイリースポーツ紙面 2015/1/6

 

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