阪神が日本生命の石伊雄太捕手を高く評価、ドラフト上位指名へ

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阪神が、日本生命の捕手・石伊雄太選手を高く評価し、ドラフト上位指名候補にリストアップをしている。

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「間違いなく今年の社会人ナンバーワン捕手」

阪神はポスト梅野、坂本捕手の候補として、日本生命の石伊雄太捕手や健大高崎の箱山遥人選手をリストアップしていることを夏頃に報じられていたが、石伊選手について球団の編成担当が「間違いなく今年の社会人ナンバーワン捕手。大学時代から肩は一級品だったが、日本生命に入って打撃も格段によくなり、プロの投手にも対応できるレベルになっている。即戦力になれる」と打撃でも評価した。

7月には阪神2軍との練習試合で石伊選手が、二塁送球1.9秒台の強肩で2度の盗塁を阻止するなど、視察した阪神など6球団のスカウトがそのプレーに唸り声を挙げた。9月の日本選手権近畿地区最終予選でも、ミキハウス戦で3打数2安打を記録するなど、打撃でも結果を残している。

また、石伊選手は小学生時代に尾鷲少年野球団で、阪神の湯浅投手とチームメイトとしてプレーしており、現在もオフに帰省すると、自主トレで湯浅投手の球を受けていたという。

阪神は梅野選手が33歳、坂本捕手が30歳となっており、またここ2年間、ドラフト会議で捕手は指名しておらず、捕手の指名が有力視されている。その中で石伊選手は即戦力の捕手として実力も実績も十分の評価を得ている。編成担当者は「石伊は他球団も上位候補で指名を検討しているはず。その動向を注視しながら指名順位を検討していくことになるだろう」と話し、他球団も獲得を狙っていると見ており、ドラフト2位以上での指名を検討する。

阪神はドラフト1位で今年の目玉の左腕・金丸夢斗投手や即戦力遊撃手の宗山塁選手の獲得を目指すが他球団との競合は必死で、抽選を外した場合や昨年のように単独で今朝丸裕喜投手や村上泰斗投手などの高校生投手の1位指名をする可能性もある。しかし、捕手の補強の重要性や石伊選手の評価次第では石伊選手を1位指名に持ってくる可能性も十分にありそうだ。

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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