門前の左腕・石田煌峨投手、日本航空石川の１４５キロ右腕・蜂谷逞生投手にスカウト注目

秋季高校野球石川大会では、門前高校の183cm左腕・石田煌峨投手、日本航空石川の145キロ右腕・蜂谷逞生投手などに、プロのスカウトが視察をした。来年は石川県が注目される。

スカウト注目

野球ではそれほど有名ではない門前高校に、183cm85kgの大型左腕がいる。

石田煌峨投手はこの夏に最速140キロを記録し、この秋はエースとしてベスト8にチームを導いた。この日は強豪の日本航空石川と対戦したが、5回まで1失点に抑えると味方が3点を挙げて逆転する。しかし終盤に力つきて8回9安打6四死球で4失点し敗れた。

「初回のピンチは自分らしい投球で抑えることができたが、８回に長打を打たれてしまった。調子は良かったです」と話す石田投手にはプロのスカウトが視察しており、「この冬は筋力アップと体全体の柔軟性を高め、来年は１４５キロ出したい」と話した。

またこの試合では日本航空石川の145キロ右腕・蜂谷逞生投手が5回2アウト3塁のピンチの登板すると、145キロのストレートで見逃し三振を奪い、その後も140キロ台中盤の速球を連発し、4回1/3を1安打無失点に抑え、門前に4-3で勝利した。

法政大の篠木健太郎投手の投球をお手本とし、「自分が初めて見た高校野球の試合で投げていた。ストレートの質も似ていると思う」と話す。北信越大会に向けて「先発でもリリーフでも大丈夫。１４８キロを出して抑えていきたい」と話した。