今日、5月20日に開幕する春季高校野球関東大会には、早稲田実、前橋育英、健大高崎、日大三、作新学院といったセンバツ出場校に、横浜高、東海大相模、花咲徳栄、浦和学院といった関東の強豪校が出場し、注目の大会となる。
清宮選手には
やはり注目される早稲田実の清宮幸太郎選手は、1ランク上の投手たちが戦いを挑んでくる。昨年秋は低めに沈む変化球に苦労をしたが、もう一つの課題として指摘されるのが、インコースの140キロ台速球。この球を投げられる選手は高校野球では少ないが、プロではこの球を打てるかがカギとなる。
注目投手
投手では健大高崎の145キロ右腕の小野大夏投手がセンバツでも良い球を投げていた。また前橋育英の140キロカルテットにも注目で、春季大会では190cmの根岸崇裕投手が好投を見せていた。
白鴎大足利の北浦竜次投手は181cmの右腕で145キロを投げプロも注目、県大会では20イニング連続無失点を続けている。霞ケ浦の遠藤淳志投手は184cmの右腕、まだエースではなくリリーフなどで登板するが、ストレートで三振を奪える力がある。日大三の櫻井周斗投手は、”高校生では打てない”スライダーと、さらに他の球も磨きをかけた。東京大会決勝では温存されたが、夏への実力試しに登板がありそうだ。
専大松戸には右の川上鳳之投手と左の濱名竜之介投手がいるが、川上投手は140キロを超す速球を投げる。花咲徳栄にも綱脇慧投手と、149キロを記録する清水達也投手がいる。エースは綱脇投手だが、清水投手が登板したらスタンドが沸きそうだ。
浦和学院は2年生の佐野涼弥投手が140キロ台の切れの良い球を投げる左腕で、来年のドラフト候補の一人。
注目野手
清宮選手と共に注目されそうなのが、横浜高校の増田珠選手と福永奨選手。共に打力や足、守備などすべてにおいてスカウトの目をくぎ付けにする。日大三の金成麗生選手は、まだ打撃の粗さはあるものの、193cm101kgのスケールの大きさは目を惹く。
センバツでも活躍した健大高崎の安里樹羅選手は俊足の1番遊撃手、作新学院の鈴木萌斗選手は俊足のセンターでプロ注目。
2年生では早稲田実の野村大樹選手の打撃は非常に素晴らしく、楽天で活躍している茂木栄五郎選手のようにプロでも早いうちから活躍しそうだ。その野村選手と初戦で対戦するのが花咲徳栄で、その4番を2年生の野村佑希選手が打つ。こちらの野村選手も185cm85kgのスラッガーで今年は春から16本塁打と量産している。
他にも横浜高校の万波中正選手、斎藤大輝選手の成長やセンバツでホームランを放った健大高崎の山下航汰選手、逆方向にも長打を見せる東海大相模・森下翔太選手も注目される。
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