丹生の147キロ左腕・玉村昇悟投手が輝いた夏、5試合52奪三振の大会記録

丹生高, 玉村昇悟

福井大会決勝では敦賀気比が3-0で丹生を下し、甲子園出場を決めた。プロ注目の147キロ左腕・玉村昇悟投手は5試合52奪三振の大会記録を作った。

3回のみ3失点

丹生の玉村昇悟投手は、22日の啓新戦で10回を投げて10安打7奪三振4失点、24日の工大福井戦で9回5安打11奪三振で完封し、連投となるこの日の決勝戦・敦賀気比戦にも先発した。

連日の強打線との対戦で疲れも見えた玉村投手だったが、初回に2アウト2塁のピンチも、敦賀気比の4番でプロ注目の強打者・木下元秀選手に141キロ、142キロ、143キロのストレート3つで三球三振を奪った。

しかし3回、甘く入ったストレートを敦賀気比打線が見逃さず2点を失うと、木下選手にも3点目の犠牲フライを打たれた。しかし、「このチームは後半が勝負。あきらめずに投げきろう」と4回、5回を三者凡退に抑えると、それ以降も三塁を踏ませない投球を見せた。9回を投げて7安打10奪三振、点を失ったのは3回の3点のみだった。

主将としてもチームを最後まで盛り上げた。惜しくも甲子園出場はならなかったが、「甲子園に行けないのは悔しいが、チーム全員が力を出し切れた。野球は楽しいんだと、再確認できた最高の夏だった」と話した。

今大会は5試合を投げてこの日の10個の三振で52奪三振の大会記録を作った。進路についての記事は今のところないが、玉村投手には上のステージが待っている。

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全力を出し切った思いが玉村を笑顔にした。春夏通じて初めての甲子園に王手をかけたファイナル。連投になる背番号1は、MAX147キロを誇る自慢のストレートを勝負どころに使った。初回2死二塁のピンチ。相手の4番・木下元秀(3年)に対し、141、142、143キロのストレートで真っ向勝負に出た。3球三振で制した「ドラフト候補対決」。これで勢いに、そして甲子園切符を手にするシナリオに乗れるはずだった。

この日は三回に甘く入ってしまった直球を捉えられ、勝敗を分けた。それでも、以降は冷静に要所を締め、計10奪三振、122球で完投した。5試合計52奪三振の大会記録も達成した。

試合後、泣き崩れる選手たちの肩をたたいて回り、主将としても最後までチームを支えた。「甲子園に行けないのは悔しいが、チーム全員が力を出し切れた。野球は楽しいんだと、再確認できた最高の夏だった」


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