各球団のドラフト1位指名選手が1軍で結果を残している。巨人の高校生野手ドラフト1位ルーキー・岡本和真選手はこの日、5回に代打で打席に入ると、2年目の砂田毅樹投手の初球の変化球を振りぬき、レフトスタンドにライナーで飛び込むホームランを放った。
プロ3打席目で
岡本和真選手は智弁学園で73本塁打を記録し、巨人の主砲候補としてドラフト1位で指名された。しかしファームでは8月1日にようやくホームランを放ち、第1号まで時間がかかっていた。
1軍に昇格した岡本選手はプロ3打席目の打席でホームランを放ち、1軍では松井秀喜選手の7打席よりも早くホームランを記録するという勝負強さを見せた。
岡本選手は昨年の侍ジャパンU18代表でアジア選手権を戦い、一人だけ木製バットで痛烈な打球を見せていた。ホームランこそなかったものの木製バットの対応も問題ないとみられていた。「こんなに早く打てると思ってなかった。忘れられない感触になると思う」と話した岡本選手、これから通算本塁打は2ケタはもちろん3ケタを打つことになるだろう、その記念すべき第1号となった。
有原投手は3度目の正直完封
一方、昨年のドラフトで巨人が最後まで1位指名を迷ったのが有原航平投手、その有原投手は4球団の抽選の末に北海道日本ハムのドラフト1位指名選手となった。すでに7勝を挙げ、ドラフト1位ルーキーの力を見せているが、この日はプロ初完封を達成、136球を投げ8奪三振を奪うなど、昨年からのけがの影響ももうなさそうだ。
有原投手はこれまで8回まで無失点だった試合が2試合あったが、ともに9回に失点し完封を逃していた。この日はピンチを迎えたものの失点を許さずに完封、エース格のピッチングを見せている。
セリーグでは疲れを見せているものの、リリーフの新人記録を更新している横浜DeNAの山崎康晃投手がセリーグ新人王がほぼ確実、そしてパリーグでは有原航平投手が新人王に近づいている。ともに大学出身のドラフト1位ルーキーが、しかも東京六大学のエースと東都のエースが新人王候補最有力で、中央の大学の意地を見せている。
今年のドラフトでは、東京六大学、東都の投手はどんな活躍を見せるか。
コメント
投手の方が早く結果を残せるが野手はこれからが勝負、岡本は今年100本塁打を残せそうです、山崎は打たれてセットアッパーを外れている