千葉ロッテ・石川歩投手がドラフト1位競合の巨人に勝利

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 プロ野球では交流戦の千葉ロッテvs巨人の試合が行われ、千葉ロッテのドラフト1位・石川歩投手が先発し、7回4安打無失点で4勝目を挙げた。

 

ドラフト1位指名の2球団

 石川歩投手は東京ガス出身で昨年のドラフト会議では千葉ロッテと巨人が1位指名し、千葉ロッテが抽選で獲得をした。石川投手は開幕ローテーションに入りここまで3勝を挙げるなど投手陣の柱としての活躍を見せている。

 一方、巨人は一昨年のドラフト1位・菅野智之投手が7勝を挙げているが、内海投手など他の先発陣が結果を残せず苦しんでいる。こうして迎えた千葉ロッテとの対戦で、昨年獲得できなかった石川歩投手に好投を許すと、勝ち頭の菅野智之投手で敗れ痛い1敗となった。

 

逃した魚!?

 石川投手は注目を浴びる小林選手の姿を見て、「毎日、あんなに注目されるのは大変ですね。僕はロッテで良かったです」と話している。高校時代も「甲子園は無理だと思っていた」と話すなどマイペースの石川投手にとっては千葉ロッテが良かったのかもしれない。

 巨人に取ってみれば、この日も1敗も含めて石川投手を逃した事は大きかったように感じる。しかし、外れ1位で獲得した小林誠司捕手は1軍で活躍を見せるなど、即戦力としてまたポスト阿部として巨人の将来を支える捕手として大いに期待できる。

 巨人が1位で石川投手を獲得していたら、千葉ロッテなどが小林捕手を獲得していた事を考えると、これがドラフトというものだろう。

 

 くじが違えば入団していたかもしれない相手だったが「(巨人戦は)状態がよかったらそういう思いもあったかもしれないけど、自分の球を投げることに集中していた」。4月27日以来の勝利のみを見据えていた。

 初の中5日での登板だったが、登板翌日に行っていた球場の階段ダッシュをやめるなど調整を変更。川越投手コーチに「(8回も)行けますが、疲れてはいます」と伝え、プロ初完封は逃したが最速145キロを計測。江村の三盗阻止もあり、三塁を踏ませぬ力投を見せた。

ロッテの五右衛門、石川7回無四球零封 - ニッカンスポーツ・コム:2014/5/25

 ドラフトで指名してくれた巨人への意識はとっくに吹っ切っていた。1月の新人合同自主トレの時だった。連日、テレビカメラが押し寄せる巨人の新人合同自主トレの様子を知った。「毎日、あんなに注目されるのは大変ですね。僕はロッテで良かったです」。くじ運次第では、注目の中心にいたかもしれない。しかし、のどかなロッテ浦和球場で、自分の調整にのめり込める時間をありがたがった。欲しいのは世間の注目ではなく、確かな実力を身につけることだった。

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