東芝の宮川哲投手が、都市対抗西関東2次予選の三菱日立パワーシステムズ戦で先発し、初回に自己最速の154キロを記録した。
自己最速を更新
宮川哲投手はこれまでの最速は152キロだったが、都市対抗本戦出場をかけたこの日の決定リーグ戦の大一番、三菱日立パワーシステムズとの対戦で、初回に151キロの後の2球目に154キロを計測、スタンドがどよめいた。
その後も150キロ台のストレートで押し、3回までは無失点に抑えた。しかし、4回に1失点すると、5回と7回にも1失点、6回1/3を投げて7安打5奪三振3失点でマウンドを降りた。試合も2-3で落とした。
宮川投手は「飛ばしすぎです。真っ直ぐで差し込めたから、行けるところまで行こうと思ったけど。体が軽すぎて制御不能になりました」と話し、ストレートの威力が良かったことから配球が多めになり、スタミナが切れてしまったという。
それでもスタンドには日米13球団のスカウトが視察に訪れ、それぞれが高い評価を示した。
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「ボールは素晴らしい。ボールの力はトップクラス。先発でいけると思うし、上位12人に入るでしょう」
千葉ロッテ・永野チーフスカウトも「小さな課題はあるけど、大きな課題ではない。チームの戦力にはなるし、上位に入ってくる」
楽天・後関スカウト部長:「球の力でいけば12人に入ってくるだろう」
内容はともかく、ストレートの威力はスカウトの目にも印象的に映ったようだ。12人に入ってくるという声も出ており、ドラフト1位指名の可能性が高くなっている。
都市対抗本戦出場のためには、次のJX-ENEOS戦に勝つ事が条件、東芝とJX-ENEOSの対戦によって第2代表に決定するか、または代表決定トーナメントにもつれ込むかとなる。都市対抗では補強選手という制度もあるため、本戦で宮川投手の投球を見られる可能性は高いと思うが、やはり東芝のユニフォームでおそらく最後となる都市対抗本戦で投げたい。
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スタンドには国内全12球団のスカウトが集結。ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「球の力で抑えられる。先発でいけると思うし、上位12人に入るでしょう」と1位候補に挙げ、楽天・後関スカウト部長も「球の力でいけば12人に入ってくるだろう」と評価した。
スタンドでは日米13球団のスカウトが視察。ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「ボールは素晴らしい。ボールの力はトップクラス」。ロッテの永野チーフスカウトも「小さな課題はあるけど、大きな課題ではない。チームの戦力にはなるし、上位に入ってくる」と評価していた。
「飛ばしすぎです。真っ直ぐで(打者を)差し込めたから、行けるところまで行こうと思ったけど…。体が軽すぎて制御不能になりました」。宮川は頭を下げた。平馬淳監督(44)も「最初から飛ばしすぎ。(7回先頭の)四球も痛かった」と反省を促した。
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