慶応大の谷田成吾選手が、東大戦の初回に3ランホームランを放った。これでリーグ通算10号となった。
苦しみの中
谷田成吾選手は、昨年、春に4本塁打、秋に3本塁打を記録し、この春に伊藤隼太選手のように4本塁打などで大活躍も期待されたが、リーグ戦が始まるとここまで6試合でわずか2安打と苦しんだ。この日の東大戦では初回に、得意のレフト方向への打球でホームランを放ち、これでようやく10号となった。谷田選手は「遅いんじゃないですか。いつか出ると思っていた」と話した。
谷田選手は昨年春のリーグ戦で、立教大戦ではライトスタンド中段にホームランを放ち、早大戦では左中間の最深部にホームランを放つと、秋も東大戦でレフトスタンドに流してのホームランを見せるなど、質の高いホームランを見せていた。
高校通算73本塁打のスラッガーが4年春にようやく10号というのは確かに遅かったが、これで気持ちも楽になると思う。レフトスタンドへのホームランが伸びていく事は特徴として既に高い評価を受けている。このままでもドラフト上位候補として評価されると思うが、あとは、思い切りの良い打撃でライトスタンドにホームランを見せてほしい。早慶戦などまだまだチャンスはある。
開幕から6試合でわずか2安打と苦しんだが、16打席ぶりの安打がリーグ通算10号。「(10号到達は)遅いんじゃないですか。いつか出ると思っていた」と巻き返しを誓った。
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