東海大3年・丸山泰資投手が完全試合達成!150km/h右腕に北海道日本ハム視察

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 東海大の丸山泰資投手が、5月3日に行われた首都リーグ・日本体育大戦で完全試合を達成した。94球を投げて奪三振は8、内野ゴロ11、内野フライ3、外野フライ5という数字だった。

150km/h右腕

 丸山泰資投手は東邦高校出身で、高校時代もエースとしてドラフト候補に名前が挙がっていた。3年生の夏は愛知大会決勝で浜田達郎投手と延長11回を投げ合ったもののやぶれ、甲子園出場はならなかった。後輩には関根大気選手(2013年横浜DeNAドラフト5位)などがいた。

 東海大学では1年春からベンチ入りし、2年時までリリーフで3勝を挙げているが、制球の課題や好不調の波もあり、1学年上の吉田侑樹投手、中川皓太投手などもおり先発はできなかった。しかし昨年から今年の冬にかけて1日8杯のご飯を食べて8キロ体重を増やし、1日150球の投げ込みでフォームを固めると、エース吉田投手の不調で掴んだ4月18日独協大戦の先発のマウンドで最速150km/hを記録し勝利を挙げた。

 そしてこの日、日体大戦で先発すると最速は148km/hを記録、スライダーも鋭く8つの三振を奪い、また味方も好守も出て完全試合ペースになると、9回2アウトから空振り三振で大記録を達成した。「正直実感が無い。」と話す丸山投手、リーグ戦2人目の快挙となった。

 

大谷、藤浪世代に

 大学野球界は今年3年生になる大谷・藤浪世代に150km/h台を記録する投手が多い。創価大の田中正義投手や慶応大の加藤拓也投手、明治大の星知弥投手、神奈川大の濱口遥大投手、白鴎大の中塚駿太投手などが150km/h以上を記録し、立教大の沢田圭佑投手や明治大の柳裕也投手など、チームのエースとして投げている投手も多い。

 そこに丸山投手が加わり、来年の大学生投手は非常に層が厚くなった。蓄積した疲労により調子を崩す投手も出てくるとは思うが、非常に楽しみになっている。この日は北海道日本ハムも木田GM補佐が視察し、「腕の振りが良かった。いいものを見せてもらった」と評価した。また

 丸山投手は「菅野さんみたいな制球力をつけて、いつかプロに行きたい」と話し、プロへの思いがあるようだ。これからさらに成長して、来年のドラフト1位で、大谷翔平、藤浪晋太郎、そして浜田達郎投手と再び同じ舞台に立ってほしい。

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最後は得意球と決めていた。9回2死。丸山が投じた94球目はスライダー。この試合8個目の三振を奪って首都リーグ51年の歴史にその名を刻んだ。「実感が湧かない。最後は凄く緊張した。野手の皆さんのおかげです」と控えめに喜んだ。

 愛知・東邦高出身の丸山は最速148キロの直球を軸に、94球で三振8、内野ゴロ11、内野飛球3、外野飛球5に抑えた。無安打無得点の経験もなかったという右腕は「コントロールがよかった。特にスライダーが決まった。目標は尊敬する先輩の菅野さん(巨人)」と笑顔。

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