東都大学リーグ2部の東洋大は、青山学院大とのカードでエースの原樹理投手が3連投し、3戦目はわずか3安打で完封勝利を挙げた。
3連投
一時期は黄金時代を築いたが2部での戦いが長引いている東洋大は、なりふり構わず原樹理投手が3連投した。勝ち点制の大学野球の良くない面ともいえるがそれは置いておき、原選手はその3試合目を9回3安打2奪三振2四死球で無失点に抑え完封勝利を挙げた。
このカードは初戦に原投手が先発し8回を完投し2安打3奪三振無四球に抑えたものの、1回に青学大・吉田正尚選手にソロホームランを浴び0-1で敗れた。続く2戦目は原投手は先発はしなかったものの、5回途中から登板すると、4回1/3を投げて1安打7奪三振2四死球で無失点の快投を見せ、2-1で勝利した。
プロスカウト注目
3日連投で21回1/3を投げてヒットはわずか6本、失点も1と驚異的なピッチングを見せた原投手にプロのスカウトも注目をしている。
この日は広島、中日などのスカウトが訪れ、スライダー、フォーク、カットボール、ワンシームといった多彩な変化球を投げる原樹理投手に注目した。26日には横浜DeNAの高田GMも視察をしているほか東京ヤクルトも注目している。完成度やコントロールが良い事からセリーグ向きの投手といえるのかもしれない。
ドラフト会議でも3位前後での指名が予想される。
広島、中日などのスカウトの前で、直球にスライダー、フォーク、カットボール、ワンシームなど多彩な変化球を織り交ぜて好投。「疲れがあった分、むきになって力を入れなかった。ここ一番で力を入れて、丁寧に投げられました」と喜んだ。
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