創価大・鈴木勇斗投手が148キロ無四球完投11K、10球団21人スカウト視察「上位候補でまちがいない」

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創価大の152キロ左腕・鈴木勇斗投手が、今季初戦で9回4安打11奪三振1失点、無四球の見事な完投勝利でプロ入りに大きくアピールした。

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無四球完投

創価大は春季リーグ戦で、新型コロナ感染の影響により途中で出場辞退となり、昨秋に注目された152キロ左腕・鈴木勇斗投手はほとんど登板ができなかった。

雨天のために2日間順延となった秋季リーグの初戦、この日も雨が降る中で先発した鈴木投手は最速148キロを記録し、ストレートの威力を見せつけると、得意のスライダーを中心に3者連続を含む11個の三振を奪い、東京国際大を9回4安打11奪三振1失点に抑えた。

「変化球にキレがあったので、打者の反応を見ながら。投げ分けることができました」と話した鈴木投手は、「こういう天気だったけど、試合ができたことに感謝です。2日間ずれて調整は難しかったけど、今日に合わせることができた」と振り返った。

この日は無四球だった。高校時代は制球が課題だったこともあり、無四球完投は「人生で初じゃないですか。記憶にないですね。高校では2ケタ出していましたから」と話した。

10球団21人スカウト視察

鈴木投手も待ち望んだ投球機会だったが、プロのスカウトも同じように待ち望んでいた。この日、10球団21人のスカウトが視察、阪神は和田SD、畑山統括スカウト、吉野スカウトの3人で視察し、8球団が複数のスカウトで視察した。

○埼玉西武・潮崎編成グループディレクター:「春よりも球速が上がっていて、ウワサ通りの投手という印象。マウンドに上がると、そんなに小さく見えない。コントロールもよく、魅力のある選手」

○東北楽天・後関スカウト部長:「コントロールが安定していた。要所要所で、いいコースに投げていた。安定感がある。現場は使いやすい投手のタイプ。戦力になる可能性は十分ある。ドラフト上位候補で間違いない」

○中日・八木スカウト:「指のかかり、角度がいい。先発だけじゃなくてどこでも期待できる。」

鈴木投手は「いいアピールはできたかなと思う。」と話した。今年はドラフト会議が10月11日と日程が早く、アピールできる機会が例年より少ないが、その少ないチャンスで好投し、無四球という新たな評価もポイントでアピールすることができた。春は評価しきれなかった球団も、これで上位と評価できたことだろう。

鈴木投手は、「まずはチームが勝つことを意識して、監督に初優勝を贈りたい」と話した。アピールはこれで完了、あとはチームの優勝を手土産に、プロの世界へと飛び立つ。

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◆鈴木のスカウト評

▽西武・潮崎編成グループディレクター「春よりも球速が上がっていて、ウワサ通りの投手という印象。(身長174センチだが)マウンドに上がると、そんなに小さく見えない。コントロールもよく、魅力のある選手」

▽楽天・後関スカウト部部長「コントロールが安定していた。要所要所で、いいコースに投げていた。安定感がある。現場は使いやすい投手のタイプ。戦力になる可能性は十分ある」

最速148キロの直球やスライダー、カーブなどの変化球をコーナーに集める丁寧な投球が光り、3連続を含む11奪三振。10球団のスカウトが視察し、楽天・後関昌彦スカウト部長は「ドラフト上位候補で間違いない」と評価した。

西日本工大・隅田、筑波大・佐藤隼、関学大・黒原ら好左腕がそろう中、ドラフト戦線をにぎわす存在だ。この日も和田SD、畑山統括スカウト、吉野スカウトの3人態勢だった阪神を含め、8球団が複数人で視察。鈴木にとっても「いいアピールができた」と上々の滑り出しとなった。

秋季リーグの初戦でチームを勝利に導き、視察に訪れた10球団のスカウトにも印象付けることができた。「春はアピールしたい気持ちがありましたし、堀内(尊法)監督が1年目ということで最初のリーグ戦を優勝したかったのですが…。そのぶん、春より強い気持ちがあります」と鈴木。

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