高校野球大阪大会は、左手をケガしている森友哉選手が捕手としてマスクをかぶり、捕手としても高いセンスを見せた。
大阪桐蔭・森友哉選手は、打撃では3打数ノーヒットも、あと少しでホームランという大飛球で1打点を上げた。しかし、この日は抜群のリードを見せた。エース葛川知哉投手をリードすると9回で16奪三振で1失点に抑え、箕面学園に4-1で勝利した。森選手は「やっぱり捕手がいい。楽しいです」と話し、捕手としての自分をあらためて見つめなおした。
この試合にはずっとマークを続けている阪神のほかに広島の苑田スカウト部長も視察し、「全国の社会人、大学生を含めNo.1の捕手。キャッチングも肩もいい」と話した。捕手が課題となっている両球団だが、広島のスカウト部長が今年のドラフト候補捕手全体でNO1と評価した事で、ドラフト1位で指名競合の可能性も出てきた。
左手小指に裂傷を負っていた今秋ドラフト1位候補の大阪桐蔭・森友哉主将(3年)がスタメンマスクに復帰し、3回戦を突破した。3番に座り2打数無安打だったが、五回にセンターへ特大犠飛を放ち1打点。「手はもう大丈夫。(犠飛は)自分のスイングができていたので、入るかなと思った」と全快宣言した。
17日の2回戦・対大手前はミットがはめられないため左翼だったが、19日にブルペンで球を受けケガの状態を確認。西谷浩一監督(43)に捕手出場を直訴した。16奪三振1失点のエース・葛川知哉投手(3年)を好リードし「やっぱり捕手がいい。楽しいです」と笑顔をはじけさせた。
阪神、広島など5球団が視察。広島・苑田スカウト統括部長は「全国の社会人、大学生を含めNo.1の捕手。キャッチングも肩もいい」と絶賛した。
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