沖縄尚学の山城大智投手が高校集大成となる夏を迎える。昨年夏の甲子園初登板から明治神宮大会優勝、センバツベスト8、そして最後の夏・・・。
大量失点KO
山城大智投手は全国の高校球児の中でも先頭集団を常に走っていた。2013年の夏に甲子園で初登板すると、2回を2安打無失点に抑えると、明治神宮大会、センバツ大会にも姿を現した。
先発して完封する試合も多く、センバツでは報徳学園を1-0で完封、続く白鴎大足利戦でも1失点完投と好投した。しかし、明治神宮大会決勝では4回までに7安打で3失点、準々決勝の豊川戦では2回で5失点で降板と、序盤に打ち崩される場面も見られた。
「このままでは全国で通用しないと痛感した」という山城大智投手は、先頭集団から抜け出るべく春からさらにパワーアップをしている。球速は143km/hから146km/hに伸ばすと、スライダーの種類を増やして投球の幅がさらに広がった。沖縄大会では4試合30回を投げて31奪三振で失点は1のみだった。
トップを走り続けた山城投手の高校野球での集大成が、この夏に見られそうだ。
進化見せる、沖縄尚学・山城 - 西日本スポーツ紙面 2014/8/9
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