広島カープがドラフト2位で指名したNTT東日本の横山弘樹投手が、社会人野球日本選手権の初戦・和歌山箕島球友会戦で先発し、6回を2安打無失点と好投した。
変化球織り交ぜ
横山弘樹投手は187cmの大型右腕で、最速は150キロを記録する。昨年は社会人1年目ながら140キロ後半の速球の威力が抜群で、ドラフト1位指名も間違いないかといわれたが、今年は球速も140キロ前半で変化球を駆使して抑えるピッチングとなっていた。
この日は最速は145キロ、カットボールやフォークを織り交ぜてのピッチングだったが、テンポよく投げて、6回を2安打6奪三振で無失点とクラブチームの雄を抑えた。「自分の今できることをやるだけでした。常に先手を取って、要所を抑えられたと思います」と話し、この日は相手を見下ろして投げることができた。
この日の勝利は力の高さを見せたが、昨年のような球威ある速球を投げられるかどうかで、プロで活躍できるかどうかが決まると思う。即戦力として期待されているが、速球を安定して投げられるような修正をして活躍できる投手になって欲しい。
140キロ台中盤の力のある速球を軸にカットボール、フォークを交える投球スタイル。打線の大量援護をバックに、テンポ良く凡打の山を積み重ねた。26日の指名あいさつでは、広島スカウト陣に1年目からの先発陣入りを期待する言葉をかけられた。「即戦力」を印象付けた86球だった。
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