佐々木麟太郎選手にトランプの影響も、アメリカの大学への野球挑戦

2025年ドラフトニュース高校野球ドラフトニュース

2023年のドラフトの目玉であった花巻東の佐々木麟太郎選手、そして2022年に投打に高い能力を見せた智弁和歌山の武元一輝選手が、アメリカの大学野球で活躍を見せている。昨年も桐朋高校の大型遊撃手で二刀流の森井翔太郎選手がアスレチックスとマイナー契約を結んだが、アメリカの大学でのプレーについても調べていた。近年、ドラフト注目選手が直接アメリカでの野球に飛び込むケースが目立っているが、アメリカ・トランプ政権の影響が、ここにも及ぶ可能性がある。

スポンサーリンク

ビザ取得困難に

アメリカではトランプ政権が5月、留学に必要な学生ビザ取得のための面接予約を一時停止した。これにより、今秋にアメリカの留学する予定だった学生に影響が出ており、アメリカの大学で野球をしたいという選手にももちろん影響がある。

すでに佐々木麟太郎選手はスタンフォード大、武元一輝選手はハワイ大でプレーをしているが、もし、このトランプの措置が2023年や2022年であれば、その進路にも影響があったのではないかと考えられる。また、今年はまだアメリカの大学で野球に挑戦する選手という事でニュースになっている選手はいないと思うが、当然、それを考えていた選手はいるだろう。

現在、アメリカではハーバード大が、トランプ大統領から留学生を受け入れる認定を取り消したり(裁判所が一時差止め)、助成金を凍結されるなど、トランプ政権の意向に従わない大学が目の敵にされているが、カリフォルニアにあり、思想的にも自由なスタンフォード大なども今後、どのような形で影響があるかわからない。さらにロサンゼルスでは移民摘発を巡る抗議デモに対し、州兵や海兵隊の派兵などで混乱をしていることもあり、アメリカで勉強や野球を、といった日本の学生の気持ちは一時凍結となるかもしれない。

大谷翔平選手などMLBでプレーする日本人選手の活躍が話題となり、また、森井選手が日本のプロ野球にドラフト1位で指名された選手よりも高い契約金をもらったりしている。3年連続でドラフト注目選手が日本のプロ野球をパスして直接アメリカに渡ったが、今後、その流れがどの様になるのかも注目される。そして、現在アメリカでプレーしている佐々木麟太郎選手は今年、日本のドラフト会議でも指名ができるが、トランプ政権の動き次第では、影響がある可能性もある。

スタンフォード大・佐々木麟太郎も影響を受けかねないトランプ政権のビザ規制|メジャーリーグ通信
トランプ政権による学生ビザの発給の規制は、さまざまな影響を及ぼしている。 ビザ取得面接の新規受け付けの一...
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント