和歌山東の148キロ右腕・落合秀市選手が関西独立リーグ・兵庫入り

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昨年、和歌山東高校で最速148キロの速球を投げ、NPB、そしてMLBのスカウトからも高く評価されていた落合秀市投手が、関西独立リーグの兵庫ブルーサンダーズ入りを発表した。

今できる野球をやっておこうかなと

落合秀市投手は185cm90kgの恵まれた身体から最速148キロの速球を投げる。昨年夏の和歌山大会では星林、向陽、市和歌山といった強豪と対戦し、星林戦で6回コールド2安打7奪三振1失点、向陽戦ではリリーフで登板し1回2/3を投げてノーヒット2奪三振、そして市和歌山戦では8回2/3を投げて7安打6四死球と乱れたものの8回まで3失点、9回にサヨナラで敗れた。ストレートは低めに伸び、変化球もしっかり投げていて、実戦的なピッチングをしていた。

プロも10球団以上のスカウトが足を運ぶ事もあり、またMLBのスカウトからもドラフト上位級と絶賛されていた。しかし、性格的な所で特徴があり、プロ志望届を提出したもののドラフト会議で指名は無く、指名を待っていたが「もういい」と野球を辞めて就職するとしていた。

しかし、その能力を惜しみ、MLBや四国アイランドリーグのチームなどから誘いを受けたが、MLBに関しては「イモりました(びびりました)」と話し、他にも誘いのあった関西独立リーグの兵庫ブルーサンダーズに興味を示した。11月には入団に合意し入団会見の機会も設けられたが、「決めきっていなかった」と土壇場でキャンセルをしていた。

もう野球は続けないかと見られたが、2月4日に兵庫で会見を開くと今度は出席をした。「就職はいつでも出来るので、今できる野球をやっておこうかなと」と話し、「自分の行きたいところに早く行けるように。長くお金を稼げるような選手になりたい」とNPB入りを目標にしていることを口にし、「NPBに1年でチャレンジできるところとか、独立の方が自分に合っている」と兵庫を選んだ理由についても話した。

野球の能力は非常に高いと思う。野球にはまじめに取り組んでいたというが、性格的な部分でプロ側は今年指名をしなかった。この1年間、チームで野球を継続でき、野球への取り組みで変わる所が見られれば、秋のドラフト会議での指名となるかもしれない。プロ野球は最終的に自分が全てだが、推薦をしたスカウト、指導をするコーチなど多くの人を巻き込む事になる。その周りの人の想いも受け止めることができるかどうかだろう。今回の野球継続についても、多くの周りの人が動いた結果だと思うが、その人たちの想いを受け止めて野球ができるか。

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昨年のドラフト会議ではまさかの指名漏れ。「野球はもういい」と引退発言も飛び出した。一時は就職も検討したが、兵庫と入団合意。同11月に予定されていた入団会見を「決めきっていなかった」とドタキャンした。「就職はいつでも出来るので、今できる野球をやっておこうかなと」とようやく心を整理した。

周囲から「野球を続けないともったいない」と背中を押され「就職はいつでもできる。若いうちに野球をやっておこうかなと思った。お金を稼ぎたい。確率が高いのが野球」と、現役を続行した理由を明かした。

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