横浜DeNAは11月27日、2022年に入団する新人選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号をまとめます。
横浜DeNA2022年入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 松尾汐恩 | 捕手 | 大阪桐蔭 | 178/78 | 右右 | 10000 | 1100 | 5 |
2 | 吉野光樹 | 投手 | トヨタ自動車 | 176/80 | 右右 | 6400 | 1200 | 24 |
3 | 林琢真 | 内野手 | 駒澤大 | 174/74 | 右左 | 5500 | 910 | 00 |
4 | 森下瑠大 | 投手 | 京都国際 | 180/75 | 左左 | 3700 | 510 | 36 |
5 | 橋本達弥 | 投手 | 慶応大 | 181/84 | 右右 | 3500 | 780 | 35 |
育1 | 上甲凌大 | 捕手 | 四国IL・愛媛 | 184/90 | 右左 | 280 | 340 | 127 |
育2 | 鈴木蓮 | 内野手 | 滋賀学園 | 183/86 | 右右 | 280 | 340 | 100 |
育3 | 今野瑠斗 | 投手 | 東京都市大塩尻 | 182/86 | 右右 | 280 | 340 | 108 |
育4 | 渡辺明貴 | 投手 | BC・茨城 | 188/105 | 右右 | 280 | 340 | 106 |
育5 | 草野陽斗 | 投手 | 東日本国際大昌平 | 175/87 | 右右 | 280 | 340 | 101 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・松尾汐恩選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
投打に活躍を見せた捕手でチームを引っ張る顔となれる選手。守備に関しては大きな課題は無い一方で、全体的に磨いてレベルを上げてゆきたい所がある。打撃でもU18W杯などで木製バットで対応力を見せた。高校通算38本塁打を打っているが、スラッガーとしての大きなスイングではなく、プロでは広角にヒットを狙うような形で磨いてゆきたい。
課題が少ない点から1年目から1軍のマスクをかぶっていてもおかしくないと思うが、更に活躍できる選手になるためには1年目は体をつくり、2年目で確実な打撃を手にしてからでも遅くないかもしれない。
ドラフト2位・吉野光樹 選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
今年大きく成長し、社会人投手のトップクラスに入ってきて2位で指名された。まだ体は大きくなく、右の今永投手みたいな雰囲気だが、躍動感があってバランスの良いフォームから150キロの伸びのあるストレートがあり、それによって得意の沈む球、カーブ、スライダーで三振を奪うことができる。
DeNAでは今永投手や大貫投手など細身の投手が活躍をしているが、吉野投手の場合は少し体に体重を上乗せし、基本線となるストレートの球威を更に強くしたい。現時点のストレートだと、プロの打者ならばその後の変化球にも対応されるかもしれない。大学卒の社会人投手だが、今年の成長を見るとまだ伸びしろがある。
ドラフト3位・林琢真選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
俊足と1番打者としての投手との駆け引きなど、野球センスの高い選手。ポジションはユーティリティー的な所があり、主にセカンドだったが、プロではショート、サード、外野などでも起用されるかもしれない。
そのためには打撃が必要となる。打球の強さはプロレベルにはもう少し必要と思う。それでも1番打者として出塁できる技術、そして塁に出たら走ることもできるので、それを磨いて1番打者として使われる選手になりたい。
ドラフト4位・森下瑠大選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
柔らかいフォームの左腕投手。高校2年時で球速は130キロ台も伸びのあるストレートと、しっかりと腕を振って投げるスライダーが素晴らしく、大活躍を見せていた。しかし、甲子園や秋の投球で故障気味となり、高校3年時にさらなる飛躍とはならなかった。
まずは故障からの完全復活で高校2年時の伸びのある球を取り戻すか、またはプロで体を作り上げて、違うタイプの投手になっていくか。気持ちの面で強い所もあり、3年目くらいに1軍で投げている姿を想像する。
ドラフト5位・橋本達弥選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆
強い球を投げるリリーバーで、今年の春先にはまだあまり取り上げられていなかったが、今年のリーグ戦などで実績を積み上げ、侍ジャパン大学代表にも選ばれた。下半身の強さが素晴らしく、土台は微動だにしない所が強み。1年目からリリーフとして投げられる力がある。
ストレートのコントロールはアバウトだが、だいたい150キロを記録し、変化球はワンバウンドに近い所に投げる制球力がある。とにかくストレートでプロの打者のバットを押し込んでファウルでストライクを取って追い込めるかどうかがポイントで、そのためには球速を155キロ前後までパワーアップしたい。
育成指名選手
今野瑠斗投手は立ち姿が素晴らしく、腕をうまく折りたたみながら、前の方でリリースができる投手。このままパワーをつけて行けば楽しみ。草野陽斗投手はガッシリとした下半身があり、上背はそれほど無いものの、低めに伸びる150キロの球が魅力。完成度は高い方の投手で、変化球をしっかりと投げ分けられるようになれば支配下登録は比較的早いかもしれない。

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