中日が東京ガス・遠藤一星選手、ホンダ・阿部寿樹選手の獲得目指す

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 中日は落合GMが都市対抗野球など社会人大会を視察し、その中で遊撃手の候補として、東京ガス・遠藤一星選手、ホンダ・阿部寿樹選手をリストアップしている事が分かった。

二人の遊撃手

 スポーツニッポンによると球団関係者が「状況に応じた打撃や守備ができる選手」と話しており、特に社会人出身の落合GMが直接視察をしているようだ。

 東京ガスの遠藤一星選手は、50m5秒台の俊足があり、今年は主要大会で打撃でも結果を残している。特に昨年冬に代表合宿メンバーに入ると、アジア大会の日本代表として侍ジャパン社会人代表入りした。アジア大会では3試合に出場し13打数5安打1打点、台湾戦では3打数ノーヒットに終わったものの、1番や3番を打ち、守備でも倉本寿彦選手などがいる中でショートのポジションを守っている。

 またホンダの阿部寿樹選手は185cmの大型遊撃手で、スラッガーではなく外角低めをライト方向に流し打ちするなど柔らかいバッティングが特徴、都市対抗では8番遊撃手で出場したが、初戦のJR西日本戦では6打数3安打4打点、延長13回にタイブレークからサヨナラとなるヒットを放った。

 また大型選手だがショートの守りも柔らかく定評がある。

 

ポスト荒木、井端と言われ続けて

 中日は荒木、井端、そして和田、森野とベテランが長年チームを支えてきた。しかし近年はポスト荒木、井端を求められ続けたがこの二人を越える選手が出ず、ついに井端選手が昨年移籍してしまう。

 二人を越える事ができずに1軍でレギュラーを取れなかった選手も多く、柳田選手や森岡良介選手などは戦力外となった後に他球団に移籍して活躍するなど、ポスト荒木、井端として求めるものの高さにより二人の後釜を求めながらも優秀な選手が評価されずに戦力外になるといった矛盾も抱えていた。

 高橋周平選手など期待の若手がいるがショートは固定できておらず、今年も森越祐人選手が戦力外となっている。荒木選手も衰えが見えており、ポジションを取りきれていない遊撃手争いに刺激を与える意味でも、即戦力内野手が必要という判断だろう。

 リーグ戦は4位となったものの、チーム主力の入れ替え期となっている中日、多くのポジションで選手の補強が必要だ。

 昨オフに就任した落合博満ゼネラルマネジャー(GM=60)は7月の都市対抗野球をはじめ、社会人野球の地方大会にも直々に視察に訪れ、入念にチェック。球団関係者は「状況に応じた打撃や守備ができる選手」と話し、ともに即戦力の遊撃手として期待している。

 左打者の遠藤は、中日が駒場学園時代から指名リストに挙げてきた選手。社会人4年目の今季は日本代表入りしアジア大会(韓国)にも出場した。一方、右打者の阿部は明大時代、野村(広島)、島内(楽天)と同期の入社3年目。今夏都市対抗では初戦のJR西日本戦でサヨナラ打を放つなど、課題の打力もレベルアップし、落合GMの目に留まったようだ。ともに遊撃守備に定評があり、経験の豊富さも魅力。また、将来的な「ポスト荒木」として、内野陣をけん引できる逸材だ。

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