中日はドラフト1位指名候補に関西大の左腕・金丸夢斗投手をリストアップし、秋のリーグ戦で密着マークを行う事がわかった。
宗山選手も注視
松永スカウト部長は金丸夢斗投手について、「持っているものがいいのは分かっている。あとは普通に投げられること分かれば、間違いなく1位で競合するでしょう」と話し、「タイプとしては今永。これだけの投手はなかなかいない」と高く評価をした。
ただし金丸投手は春のリーグ戦中に腰の骨挫傷のために離脱をし、まだ復帰のための実戦の投球を行っていない。関西地区を担当する山本スカウト次長は「リーグ戦で投げる試合は行ける限りすべて視察する予定です」と話し、「秋のリーグ戦では投げる体力を見ていきたい」と密着マークすることを宣言した。
中日は昨年のドラフト会議で、外野手の度会隆輝選手を指名したものの抽選で外し、外野手の指名には至らなかった。外野手が補強ポイントということであれば青山学院大の西川史礁選手の1位指名ということも考えられたが、今季リーグ戦で開幕からローテーションを守っている左腕エースの小笠原慎之介投手が、今季オフにポスティングシステムによるメジャー移籍を希望しており、左のエースの獲得が最優先事項になっていると見られる。
また松永スカウト部長は、明治大の遊撃手・宗山塁選手についても「守備に派手さは無いが、堅実で野球センスがあり、スター性もある」と評価し、「打撃は長打力もあって鳥谷タイプ。鳥谷よりも守備は柔らかい。10年先まで見越し、我慢してでも使いたくなるような雰囲気がある」と話す。
その宗山選手も今年春は、2月の右肩甲骨の骨折やリーグ戦中の中指の骨折などもあり、5試合の出場にとどまっていた。こちらも秋のリーグ戦でのプレーを注視していく。
コメント