松井裕樹投手に5球団指名、東北楽天に左のエース候補

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 今年のドラフトの目玉は、九共大・大瀬良大地投手、JR東日本・吉田一将投手、そしてやはり桐光学園・松井裕樹投手だった。松井裕樹投手は5球団が指名重複し、東北楽天が交渉権を獲得した。

5球団が競合

 2012年の夏の甲子園、今治西戦で1試合22奪三振を記録、140km/h後半の速球と大きなスライダーで三振を奪いまくる投手として、今年のドラフト会議の目玉は間違いなしの評価を受けた。そして2013年、センバツ、夏の大会で甲子園出場はできず、話題は済美の安楽智大投手、前橋育英の高橋光成投手と、昨年の松井投手同様に来年の候補に目が向かう中で、夏の大会前に選抜優勝校の浦和学院との練習試合で1安打完封を記録するなど評価を上げていた。

 18Uでは制球を乱し四球を連発したものの、ランナーを背負ってからはストレート中心にスバリと決めてピンチを切り抜け、コントロールなど技術的な面の課題と共に精神力の強さも見せた。時間がかかるという評価や背が低い事もあり、ドラフト直前になって吉田投手や大瀬良投手など即戦力投手に指名が流れる予想もされたが、結局は5球団の指名となった。

東北楽天に再びエースが入る

 東北楽天は2006年のドラフト1位で田中将大投手を獲得し、チームは上昇の流れに乗った。そして今年、エースとして24勝0敗という実績を記録してリーグ優勝を果たした。松井裕樹投手も全国区のスターであり、左のエースとしての期待は大きい。昨年のドラフト2位で今年15勝を挙げて新人王確実の則本昂大投手に続き2年連続新人王も期待される。

 個人的には時間はかからないと思う。ストレートの勢いでかなり抑えられる投手だと思う。スライダーも空振りを奪えるかは分からないが、タイミング外すには十分でストレートで三振が奪えるようになるだろう。

 昨夏の甲子園で新記録となる1試合22三振を奪った注目の左腕、桐光学園の松井裕樹投手(17)は日本ハム、DeNA、ソフトバンク、中日、楽天と5球団が1位指名で競合した末、楽天が交渉権を手にした。さっそく松井は同校で会見し「マー君超え」を誓った。

 満面の笑みを浮かべた星野監督は、右親指をグッと立てた。5球団の競合の末、最後にクジを引いた立花球団社長が、松井の交渉権を引き当てた。「何か夢を見ているみたいだったな」。すぐに「交渉権確定」と書かれた用紙に「夢を夢とするなかれ」と直筆のメッセージを記し、桐光学園へと向かったスカウト陣に託した。

 ドラフト当日まで1位指名を決めきれなかったが、どれだけ競合しても欲しい逸材だった。指揮官は26日に開幕する巨人との日本シリーズに運を取っておくため、自らクジを引くことはなかった。それでも「ペナントレースもそうだった。攻めました。指名回避した球団がなければ、8~9球団あったと思うぐらい魅力的。攻撃的で、私の好きなタイプ。田中のようなタイプ」と絶賛。無敵のエースを引き合いに、最大級の評価を与えた。

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