河北新報の記事で、東北楽天のアマ・スカウトグループマネージャーが、今年の東北地区のドラフト候補についての話をしている。仙台大・熊原健人投手、富士大・多和田真三郎投手など逸材が集まっている。
熊原投手、多和田投手は?
記事の中で今年のドラフト1位候補と評価の高い仙台大・熊原健人投手について、「マウンド上で実際の身長以上の風格があり、打者に対して攻撃しているような投球スタイル。手元で球が伸びるより、押しこんでくるような感じの球をなげ、打者が捉えたと思っても打球が伸びない」と話した。
また富士大の多和田真三郎投手については、「今季のリーグ戦は5試合29回を投げて3安打39奪三振と驚異的な数字を残している。地面にへばりつくような独特のフォームで、リリースポイントがかなり前、タイミングの取りづらい投手。制球も安定してきた」と評価した。
二人は150km/hの速球を投げるが、常時140km/h中盤の質の高い球を投げられることが魅力と話している。
その他にも
また、東北福祉大の佐藤優投手について、実力は拮抗していると話し、「球が高めに浮かないのが最大のポイント。投手の生命線である外角低めにきっちり投げ込めるのが強み」と制球力の高い投手としている。
また高校生では仙台育英の佐藤世那投手と平沢大河選手に注目し、「佐藤は制球が難しいフォークボールを自在に操り、ストライクも三振も取れる器用さがある」と評価、平沢選手については「豪快な打撃が目立つが、安打性の当たりを凡打にできる遊撃の守備が魅力」と話した。
今年は仙台育英や、東北学院大の147km/h右腕・本田圭佑投手も含めた仙台六大学3羽ガラス、そして富士大の多和田投手と逸材が多く揃う。岩手出身の大谷翔平投手が北海道日本ハムで活躍し悔しい思いをしているであろう東北楽天、今年は東北の逸材を集めて、地元チームとして強固な根を下ろしたい。
コメント