東北楽天の星野仙一副会長はこの日、「頭は決まっとる。平沢や」と、ドラフト1位で仙台育英・平沢大河選手を指名することを公表した。
東北だから指名するわけではない
U18vs大学代表の壮行試合を甲子園で視察していた星野氏は、平沢大河選手について「東北だから指名するわけではない。東京だろうが大阪にいても行く。ずっと評価している。」と話し、地元優先というわけでなく、遊撃手として野手として全体でNO1と評価をした。
平沢選手についてはオリックスや千葉ロッテ、中日、巨人もドラフト最上位候補にリストアップするなど、高校生野手で最も高い評価をされているようで、ドラフト1位指名重複の可能性もあるが星野氏は「他球団がどうとか関係ない」と話し、1位指名の公表に踏み切った。
他球団は脅威
東北楽天というと、2012年に森雄大投手、2013年に松井裕樹投手、2014年に安楽智大投手と、3年連続で高校生の有力選手を指名すると、立花球団社長の「黄金の右手」で見事にくじを引き当ててきた。他球団にとっては北海道日本ハムの球団社長とともに恐れる存在といえる。
東北楽天のスターに
地元は関係ないといっても平沢選手は宮城出身で、仙台育英を甲子園準優勝に導いた地元のスター選手で、顔も良い。プレースタイルも無難で安全というものではなく、ものすごいプレーを見せるが、たまにミスをするというようなスターの素質を持っている選手だと思う。打撃でもU18では大活躍を見せたもののスタメンから外れる試合もあり、また昨年の夏や今年の春~夏の予選はやや長い不調の期間があったりする。
長い目で見て、たまにミスもするような愛されるスターになりそうだ。地元でプレーする事になるか、それとも他球団でプレーするか、ドラフト会議が注目される。
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