北海道日本ハムが、来年のドラフト上位候補に健大高崎の石垣元気投手をリストアップしていることがわかった。また金足農で吉田輝星投手の弟の吉田大輝投手にも注目をしている。
1位指名の「可能性ももちろんある」
石垣元気選手は中学時代に洞爺湖シニアでプレーする北海道出身の右腕で、健大高崎では今年春のセンバツで優勝投手となった。また、秋季大会では球速表示がブレやすい等々力球場ではあるものの158キロを記録し、多くの球団が来年のドラフト上位候補として注目する。
北海道日本ハムはこの地元出身の右腕について、球団幹部が1位指名についても「可能性ももちろんある」と話した。上背はないものの高い出力と完成度の高い変化球を持つ北海道出身の投手として、伊藤大海投手のようになっていく可能性がある。他球団に渡したくない地元の選手だろう。
ただしチームは今年、柴田獅子投手や清水大暉投手の高校生右腕を、また藤田琉生投手、浅利太門投手、山城航太郎投手といった投手を指名し、投手陣の強化を図った。来年は野手の補強が必要となる可能性もある他、チームの方針としてその年のナンバーワンの選手を1位指名する事から、1位指名は創価大の立石正広選手を指名し、外れ1位や2位で石垣投手を指名ということになるかもしれない。
ただし、石垣投手は2位では残っていない可能性は高いのではないかと見られ、地元の右腕との縁が結ばれるかが注目される。
ドラフト1位指名投手の弟もリストアップ
また北海道日本ハムは、金足農の146キロ右腕・吉田大輝投手についてもリストアップをしている。吉田投手は2018年にドラフト1位で指名した吉田輝星投手の弟で、来年のドラフト候補として注目されている。
しかし日本ハムは輝星投手を昨年、オリックスにトレードで放出しており、その弟を指名することができるか注目される。
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