埼玉西武はドラフト1位で指名した富士大・多和田真三郎投手に、鈴木球団本部長、渡辺SDなどが指名あいさつを行った。
必ずローテ入りする
あいさつを行った渡辺久信シニアディレクターは「誰かに似たタイプではなくオンリーワン。」と話し、大きく前に踏み出して重心を低くし、下から伸びあがってくるようなストレートを投げる多和田投手を評した。そして「必ずローテーションに入り勝てる投手になる。長い間チームの柱として活躍してほしい」と話した。
西武は沖縄・中部商時代から多和田投手を追い続け、大学1年時に明治神宮大会でノーヒットノーランをしたときには、前年のドラフト会議でプロ志望をしていた多和田投手を指名しなかったことを悔やんでいた。それから3年間追い続け、ようやくの獲得となった。
多和田投手も「一日も早くローテーションに入りたい。毎年10勝以上」と話した。
実家も大騒ぎ
多和田投手の実家は沖縄県の中城村、ドラフト会議当日は自宅に大勢の人が1位指名のお祝いに詰めかけて宴となり、あまりの人の多さに集会所に移動したという話がある。
個人的にも今年のドラフト会議でNO.1投手と思っている。肩の故障の不安もあるが、プロでの活躍が楽しみだ。
「一日も早くローテーションに入りたい。毎年10勝以上」と目標設定した右腕に対し、渡辺久信SDは「うちは大阪桐蔭が多くて、大阪桐蔭ばかり言われている。富士大勢が出てくれば」と期待を寄せた。
「1日でも早く、先発ローテーションに入れるように頑張る。岸さんが目標です」。重心の低い独特の投球フォームから最速152キロの直球を投げ込む右腕。右肩痛の影響で今秋のリーグ戦の登板はなかったが、渡辺SDは「開幕に合わせる必要はない。大事なところで活躍してほしい」と焦らずに育てる方針だ。
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