ヤクルト、神宮の星・国学院大の清水昇投手を1位指名

清水昇

東京ヤクルトはチームを背負う内野手として根尾昂選手の指名を公表してドラフト1位指名したものの縁がなく、即戦力投手に切り替え、国学院大・清水昇投手を1位指名した。

即戦力投手

東京ヤクルトは、課題の遊撃手の候補として、根尾昂選手を「将来的に間違いなくスワローズの中心選手になってくれると思う。」と話し、1位指名を公表していた。当初は7球団の指名重複も予想されたが、実際には公表していた中日、巨人と指名が予想された日本ハムの4球団のみだった。それでもくじは最初に公表し、最初にくじを引いた中日・与田監督の手の中に入った。

内野手の指名か、または年齢が高くなった外野手の指名も予想されたが、こちらも課題も先発投手の指名に切り替える。その中で最も評価をしていた東洋大・上茶谷大河投手を指名したが、上茶谷投手は単独1位指名も予想されていた投手で、横浜DeNAと指名重複した。2球団での抽選となったが、ここでも最初に引いたDeNA・三原球団代表がくじを引き当てた。

そして3度目の入札、それでもまだ東洋大・甲斐野央投手、梅津晃大投手が残っていたものの、同じ東都の150キロ右腕・国学院大の清水昇投手を1位指名した。ヤクルトは10月前半に行われたスカウト会議で上茶谷投手や日体大・松本航投手、そして藤原恭大選手、根尾昂選手とともに国学院大の清水昇投手の名前を挙げていた。

清水投手は神宮を舞台に高校から戦ってきた。帝京高校出身で神宮球場で試合をしてきた。また、国学院大でも1年生秋から登板をし、2年秋に4勝をマーク。4年生の春には防御率1.75で上茶谷投手を上回り最優秀防御率となった。リーグでは43試合に登板し13勝6敗、202奪三振を記録する。上茶谷投手、甲斐野投手などの勝ち星を上回る成績を残している。

他にも縁がある。足立区のジュニアヤンガーズでは、ヤクルト秋吉投手の弟・飛呂さんとバッテリーを組んでおり、足立区から侍ジャパン入りもしていた秋吉投手にあこがれていたという。

小川監督は「完成度の高い投手と聞いている。先発ローテに入れる力を持っている。」と話し、「高校生野手に能力の高い選手が多かったが、課題は投手陣。即戦力を指名できてよかった」と話した。

清水投手は150キロの速球を投げ、外角低めにストレートをきっちり投げられる。スライダーや帝京高校の先輩・山崎康晃投手から教わったというツーシームを駆使する本格派投手だ。ただヤクルトは2013年のドラフト1位で指名した国学院大出身の杉浦稔大投手を、故障などもあり育て上げる事ができず、今年北海道日本ハムに移籍、日本ハムで先発ローテ入りする活躍をしている。清水投手をきっちりと先発ローテーションで長く使える投手にすることは使命だろう。

外れ1位で先に指名していた上茶谷投手とは、東洋大でエースとして投げ合った相手で、DeNAに入った。ヤクルトとDeNAでは、駒大の今永投手と東洋大の原樹里投手も東都リーグで入れ替え戦で投げ合い、ともにドラフト1位でプロ入りし、プロでも投げ合っている。ライバルとして常に意識できる選手だろう。

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