7日の横浜DeNA vs 広島東洋の試合では、開幕から先発ローテーションとして投げ、好投するも味方のエラーや援護が無く4敗を喫していた井納翔一投手が、5回0/3を6安打4奪三振3失点に抑えて初勝利を挙げた。
井納翔一投手は上武大からNTT東日本を経てドラフト3位で横浜DeNA入りした27歳のオールドルーキー。木更津総合高校では3年生の夏の準決勝に勝ち進むも、千葉経大付の松本啓二朗投手と投げ合い、2-10でコールド負けしている。
松本啓二朗投手は甲子園でダルビッシュ有投手と投げ合って勝利を収めた。その後、早大で外野手として花開き、2008年ドラフト1位で横浜入りする。井納投手はその後、上武大で188cmの長身から148km/hのストレートを投げる投手としてドラフト候補となり、NTT東日本で実績を積んでプロ入りした。ダルビッシュ投手については2004年ドラフト1位で日本ハムに指名されてご存知の通り。
高校でプロ入りし、大学でプロ入りし、社会人でプロ入りし、ようやくプロ野球のスタートラインに立った井納投手のプロ初勝利は感無量だ。
松本啓二朗選手も4年間伸び悩んだが、今年外野手のレギュラーを奪い3割以上の打率を残している。2004年の夏を共に戦った選手達が様々な道を歩んで、それぞれプロの世界で活躍しているのはうれしい事だ。
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