桐光学園・松井裕樹投手、2安打15奪三振完封勝利

高校野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 甲子園でセンバツ大会が盛り上がる中、各地の春季大会地区予選が始まった。神奈川県大会では桐光学園・松井裕樹投手が川崎工科戦に先発すると、2安打15奪三振で完封勝利を挙げ、変わらずの奪三振ショーを見せた。

 松井投手は初回にいきなり三者連続三振を奪うと終わってみれば15奪三振、ヒットも2本しか許さず、今年度の公式戦初登板はほぼ完璧な投球を見せた。松井投手は「公式戦を楽しむことができました。初回だけは良い形にしようと三振を意識しました」と狙い通りの三者三振だった。

 春季大会は夏の県大会のシード獲得にも繋がる大切な大会だ。夏に全ての試合を投げきって全国制覇を目指す松井投手にとって、初戦からエンジン全開で臨んだ。

 2年生で注目された選手が冬を越して、ケガをしたりフォークを崩したりと結果を出せなくなる事もある。3年生では勝利を優先し、三振よりも打たせてとるピッチングで省エネを図る投手も多い。しかし松井投手は、球数を減らすことを目標としたものの、昨年同様かそれ以上の三振を奪うスタイルを貫いた。それがすごいところだ。

 今年のドラフトの目玉は松井裕樹投手で間違いない。昨年のドラフト1位・大谷翔平選手(北海道日本ハム)が早くもプロで157km/hを投げ注目されているが、来年の今頃はどこかの球団で、松井投手が話題になっていることだろう。

 今秋のドラフト1位候補、桐光学園・松井裕樹投手(3年)が23日、川崎市内の同校グラウンドで行われた高校野球春季神奈川県大会の地区予選、川崎工科戦に先発し9回2安打完封、15奪三振の快投。今季初の公式戦に4―0で勝利した。

 

 1回に3者連続Kでリズムを作り、一方で味方の攻撃が併殺に終わった直後の7回は、わずか9球でチェンジ。「公式戦を楽しむことができました。初回だけは良い形にしようと三振を意識しました」と充実した表情だ。流れを渡さない投球術に、野呂雅之監督(51)も「非の打ちどころがなかった」と舌を巻く。

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