常総学院・内田靖人選手が130m弾、プロの弾道

常総学院, 内田靖人

 常総学院は9回、1アウト2塁の場面でプロ注目の内田靖人選手が甲子園レフトスタンドの中段に突き刺す特大のホームランを放った。

 打った瞬間にホームランと分かる打球に球場でどよめきがおこった。茨城大会では決勝でのサヨナラホームランを含む4本、そして甲子園でも2本目の高校通算35号ホームランだった。内田選手は「力みすぎず、ちょっとボールをすくい上げる感じ」とホームランを打つ手ごたえを掴んでいる。

 中学時代にチームメイトだった聖光学院の園部聡選手、その聖光学院を下した福井商について園部選手から「福井商の投手は直球が良い」と聞きそのストレートを狙っていたとの事。上林誠知選手、園部聡選手、森友哉選手など多くのプロ注目スラッガーが出場したこの大会で2号を放ち勝ちあがり、高校生スラッガーNO1となった。

 プロが欲しがる右の大砲で捕手として、サードとしてプレーしているところも魅力で、肩は強い。守備でもまだまだ成長する部分が多い選手といえる。この夏の活躍で評価は上がると見られる。茨城大会の視察をしていた横浜DeNAやオリックス、高校生スラッガー候補の獲得を目指す阪神や北海道日本ハムなどが2位、3位で指名してきそうだ。

 まさに打った瞬間だった。打球を追いかけようとした左翼手がすぐに足を止め、はるか頭上を飛んでゆく打球を見送った。9回1死二塁、内田が低めの直球を左翼席中段へ推定飛距離130メートルの特大弾。「手応えはありました。今まででも1、2番目くらいの当たりでした」。高校通算35号となる今大会2号2ランは、チームのベスト8進出を決定づけるダメ押し弾となった。

 負けられない理由があった。福井商は2回戦で聖光学院(福島)を撃破したが、聖光の主砲・園部聡(3年)は中学時代、「いわき松風クラブ」でともにクリーンアップを打った間柄。強打者同士、今夏の対戦を心待ちにしていたがかなわず、親友の悔しさを晴らしたいという思いがあった。「園部から、福井商の投手は直球が良いと聞いてました」。その直球を狙い澄ましての特大弾。「聖光を破った福井商に勝てたので良かったです」と笑った。


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