富山第一・宮本幸治投手が147km/h記録、2試合連続2桁奪三振での連続完封

高校野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 富山第一が木更津総合を破り、ベスト8に勝ち上がった。

 エースの宮本幸治投手は140km/hを越す本格派投手として早くからプロが注目しており、富山大会決勝での共にプロ注目の桜井高校の冨岡聖平投手との投げ合いには、8球団のスカウトが視察に訪れていた。

 甲子園では初戦で秋田商を7安打10奪三振で完封、そしてこの日は3安打10奪三振で完封、2試合連続二桁奪三振を記録し2004年のダルビッシュ有投手(東北高校:2004年北海道日本ハム1位)以来の快挙となった。

 3回に2アウトながら満塁のピンチを迎えるが、ここでストレート勝負を選択し、145km/h、146km/h、そして最速147km/hを記録した。プロ注目エースにふさわしい力強い球でサードゴロに打ち取った。その後は得意のスライダーと140km/h台のストレートで木更津総合打線をヒット1本に抑えると、9回には2者連続奪三振で締めた。

 3年生の中では有田工・古川侑利投手、瀬戸内・山岡泰輔投手と並ぶ評価ができる投手だと思う。プロ志望すればドラフトでは中位から下位での指名候補となりそうだ。

 エース・宮本幸治が再び圧巻の投球を披露し、初出場の富山第一が県勢40年ぶりの8強進出だ。3安打10奪三振の快投で、14日の2回戦・秋田商戦から2試合連続完封&2ケタ奪三振。04年のダルビッシュ(東北)以来の快挙だ。「甲子園に来てからピンチでも思い切り腕を振れるようになった。素晴らしい場所ですね」と胸を張った。

 真骨頂は0―0の3回だった。味方の拙守連発で招いた2死満塁の大ピンチで、これまで最速144キロの右腕が147キロを計測し、三ゴロに。「ここを抑えれば逆にチャンスが来ると思いました」。尊敬する広島・前田健のような気迫が、勝負所での自己最速更新、8得点の援護を呼んだ。

富山第一8強!宮本、2戦連続で完封&10K  - サンケイスポーツ:2013/8/19

 三回一死満塁のピンチで、決め球の縦に落ちるスライダーを多投した。「あいつは練習でもそらすことはない。自分は思い切り腕を振るだけ」。九回、最後のアウトもスライダーで空振り三振に仕留め、初戦の2回戦(対秋田商)に続いて10三振を奪った。

 中1からバッテリーを組み、「高校でも組みたかった」と高森が宮本を誘った。最後の夏にたどり着いた甲子園で、富山県勢として40年ぶりの8強入り。準々決勝は目標にしてきた県勢初の4強がかかる。右腕は「この先が自分たちの勝負する場所。新しい歴史をつくりたい」と言い切った。

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