前橋育英・高橋光成投手が地元へ凱旋、25日から18U世界選手権代表合宿へ

高橋光成, 前橋育英

 夏の甲子園で優勝を決めた前橋育英ナインが地元・群馬へ凱旋した。

 2年生ながらエースとして5完投、防御率0.36を記録して優勝に大きく貢献した高橋光成投手は「群馬に帰ってきて実感が少しずつ湧いてきた。また甲子園で優勝したい」と話し、優勝を噛み締めていた。

 しかし休む間もなく25日からは18U世界選手権の代表合宿に参加する。合宿では桐光学園・松井裕樹投手や、新庄・田口麗斗投手、瀬戸内・山岡泰輔投手といった今年のドラフト候補投手が顔をそろえる。全員スライダーに特徴のある投手で、スライダーを教えてもらう事になりそうだ。

 また同じ2年生の安楽智大投手も参加するため、東西の来年の目玉投手が顔を合わせることになる。共に、自分に無いものを持っている投手だと思うので、この二人の接触は非常に楽しみだ。

 ナインが登場した瞬間、大歓声が響き渡った。高橋光は首からメダルを誇らしげに下げ、「群馬に帰ってきて実感が少しずつ湧いてきた。また甲子園で優勝したい」とはにかんだ。激闘を勝ちぬいた野球部に対し、群馬県では県民栄誉賞の授与も検討している。

 高橋光は休む間もなく25日から、第26回18U(18歳以下)ワールドカップ(30日から10日間、台湾・台中)の代表合宿に参加する。甲子園で6戦687球を投げた高橋光だが「雑誌で見てたすごい選手と野球ができるんだなと」と代表入りに目を輝かせた。

 代表には桐光学園・松井裕樹(3年)も選ばれた。甲子園初戦の岩国商戦で高橋光が記録した9連続三振を上回る10連続三振を12年夏に記録している松井に対し「会ったらサインをもらいたい。人見知りだけど、勇気を出してスライダーの握りを聞いてみたい」と対面を心待ちにしていた。

前橋育英・高橋光、桐光・松井に“弟子入り”志願  - サンケイスポーツ:2013/8/24

 「両親からの“日本一の親になれたよ”というメールはうれしかった。自分でも本当によく投げたなと思う」

 決勝では、熱中症のような症状と闘いながら、9回134球を投げた。計6試合50イニングで自責点は2(防御率0・36)。炎天下の甲子園で687球を投げ抜いた。初出場初優勝の快挙を成し遂げた前夜は、食事こそ口にしたが体調はすぐれず、疲労も抜けなかった。さらに腰の痛みも出てきたという。

 優勝投手という称号に戸惑いつつも、話題が高校日本代表になると目を輝かせた。海外渡航歴は、小学生の時のグアム旅行だけ。初の国際大会に、胸の高鳴りを抑えきれないでいた。

 「日本代表は、やるしかないです。誰もがいけるところじゃない。すごい人ばかり。(桐光学園の)松井さんのスライダー? 教えてもらえますかねえ。聞けたらうれしいです」

 投手は7人が選出されたが、2年生は高橋と安楽智大(愛媛・済美)の2人だけ。松井は神奈川大会で涙したが、今秋のドラフト会議の超目玉でもあり“弟子入り”を志願した。


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