秋季高校野球関東大会は準々決勝4試合が行われ、勝てばセンバツ出場がほぼ確実となる熱い戦いが繰り広げられた。来年のドラフト候補、147キロ右腕の東海大市原望洋・金久保優斗投手は176球を投げる粘りの投球で5-2で山梨学院を下して勝利、センバツ出場を確実にした。
7球団スカウト視察
147キロ右腕の金久保優斗投手はこの日は最速141キロ、毎回走者を背負うピッチングとなったもののスライダーとストレートを軸に粘りの投球を見せ、176球を投げ切り9回2失点で完投し勝利を挙げた。また4番としても5回の勝ち越し打など2安打3打点を記録した。
この試合には7球団のスカウトが視察し、阪神の阪神・平塚スカウトは「もともと制球はいい。ひと冬を越えてからが楽しみ」と評価した。
これでセンバツ出場は当確になったとみられる。金久保投手は「目指していた場所が見えた。甲子園に近づけたのは良かった」と話した。先輩で今年のドラフト会議で千葉ロッテに3位で指名された島孝明投手は2年秋から3年春にかけて急激に体が大きくなり、春には150キロを超す速球を投げていた。金久保投手も「自分も150キロを出したい」と冬の成長を誓った。
作新学院、前橋育英、健大高崎もセンバツ出場当確
またこの日は夏の甲子園覇者・作新学院が中央学院に9-1とコールドで勝利した。増田珠選手のいる横浜高校は健大高崎に2-5で敗れ、センバツ出場は健大高崎が優勝するかどうかの微妙な状況となった。
前橋育英は慶応に4-3でサヨナラで勝利した。北関東のチームが強さを見せベスト4に3校が残りセンバツ出場当確となった。
141キロを計測した直球とスライダーを軸に2失点完投。4番としても勝ち越し打など適時打2本を放った。ロッテにドラフト3位指名された島の後継エースは「甲子園に近づけたのはよかった」と喜色満面。7球団のスカウトが視察し、阪神・平塚スカウトは「もともと制球はいい。ひと冬を越えてからが楽しみ」と期待した。
コメント