来月就任、県岐阜商・鍛治舎氏は20校以上のオファー蹴り母校指導

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3月より母校である県岐阜商の監督に就任する、前秀岳館監督の鍛治舎巧氏は、就任についてスポーツ報知で、年俸70万円という内情まで話している。

監督就任の経緯

県岐阜商では一昨年のOB総会で鍛治舎監督の招聘を検討したものの、秀岳館の監督として活躍していたため見送られた。そして昨年、不整脈のために緊急入院し、また学校といろいろあって秀岳館を退任すると、そのオフに県岐阜商からオファーがあったという。

大学や高校など20校以上からオファーがあったといい、年俸3000万円以上で打診をしてきた所もあったというが、「この年齢になって、お金で動いていると思われるのが一番、嫌なので。お金なんて関係ない。」と話し、「大義がないとやっぱり行けない。大義というのは、母校の早稲田の系列校か、県岐阜商。あとのところに、お金をいっぱい積まれても行くつもりは毛頭なかった。」と県岐阜商を選択した。

県岐阜商での報酬は、1日2800円ぐらいで1週間に1万4000円。年間では70万円弱だという。ちなみに秀岳館でも年俸は600万円、ボーナスは70万円くらいだったという。

チーム改革

秀岳館では選手に食べさせて体づくりをし、タイムを計った練習で意識を向上させた。県岐阜商でも12月にスポーツテストをしたが、30m走ではトップが4秒31くらいだったという。秀岳館では3秒台が6,7人いたという。またロングティーでもトップの選手が秀岳館ではメンバーに入れないくらいの飛距離だったという。

また公立校という事もあり、秀岳館では体育の授業として扱われていたため、14時~22時までの8時間を全体練習とすることができていた。しかし、「3,4時間以下にしないと」と話す。

地元の選手

また選手は地元の選手を育てていく。岐阜県では飛騨高山ボーイズの根尾昂選手が大阪桐蔭に進んでおり、西谷監督には「岐阜にはもう足を踏み入れるな」と笑いながら伝えたという。また、浦和学院の森監督にも「分かってるな。岐阜県の子はダメだぞ」と、強豪校の監督に釘を刺しているという。

鍛治舎氏は「甲子園で勝ちたいという思いから出ていく選手は、自分の将来があるから行くのは勝手なので、それは止められない。行かないような魅力ある野球部、指導者、学校をつくらないといけない。」と話した。

県岐阜商の指導が最後と話す鍛治舎監督、まだはっきりと年数が決まっているわけではないが、「7年後に野球部の創部100年、学校の創立120周年なんですよ。」と話し、そこまでの体制を作るため、5年間は指導したいとしている。

鍛治舎監督がいるという事で、生徒も集まってくるだろう。枚方ボーイズの選手も来るかもしれないが、どのようなチームを作ってくるのか、そしてどんな選手がドラフト候補として育ってくるのか注目したい。

県岐阜商業高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

 12月末に(大阪桐蔭)西谷監督からメールが来たから「岐阜にはもう足を踏み入れるな」と言っておきました(笑い)。この前は、浦和学院の森(士監督)くんと会ったから「分かってるな。岐阜県の子はダメだぞ」と(笑い)。

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