鍛治舎監督が県岐阜商監督就任会見、大阪桐蔭の西谷監督などに釘

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3月1日付けで県岐阜商の監督に就任する鍛治舎巧氏が、この日、記者会見を行った。「東海地区を高校野球界の中央にする」と意気込みを見せた。

母校の監督に

まず鍛治舎氏は、「大変なことだが、幸せなこと。自分がプレーしたグラウンドで、今度は日本一を目指して後輩たちと野球ができる。こんな至福はない」と話し。母校の監督に就任させてもらった事を感謝した。その上で、伝統校の県岐阜商について、「再建ではなく新生させたい。どこまで仕上げれば甲子園でどこまで勝てるか分かっている。5年で、全国で十分戦えるくらいにいければ」と話し、新しいチームにしていく事を宣言した。

秀岳館高校では4季連続甲子園に出場し、4季連続でベスト4入りするなど、抜群の実績を残し、熊本、そして九州地区の強豪として名前がとどろくようになった。鍛治舎監督は、「全国の強豪と戦える基礎、基盤をつくりたい。岐阜県のみならず、東海地区を高校野球界の中央にするという意気込み。カンフル剤になれれば」と話し、東海地区の高校野球をリードしていく事を示した。

大阪桐蔭・西谷監督に釘

鍛治舎氏は岐阜県の監督に就任するにあたり、県岐阜商入りが有力とみられていた岐阜出身の根尾昂投手を大阪桐蔭に獲られた事について、西谷監督を岐阜に立ち入り禁止にすると以前より話をしていたが、記者会見でも「西谷監督にはこれから立ち入り禁止にすると伝えました。わかりましたと言っていました」と話し、また浦和学院・森監督にも「わかってるね。荒らさないように」と伝えたと話して笑いを誘っていた。

秀岳館とは違い、県立高という事もあって短い時間での練習となる。しかし練習メニューについては、秀岳館で行っていたものに切り替え、新しい県岐阜商を作っていく。

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岐阜商は甲子園に春夏とも県内最多28回の出場を誇るが、昨夏は県大会3回戦で敗退。甲子園は15年の選抜を最後に遠のく。春夏通算87勝を誇る古豪。これは歴代4位の好成績で、公立校に限れば、最多勝利だ。鍛治舎氏は「87勝している最強の公立校ですから、再生ではダメです。次の100年へ向け、新生・県岐阜商にならなければ」と言葉に力を込めた。会見後にはグラウンドへ立ち寄り、現役部員の前で「まず甲子園を目指して、100回大会を目指して頑張ろうよ」と熱っぽく語りかけた。

「大変なことだが、幸せなこと。自分がプレーしたグラウンドで、今度は日本一を目指して後輩たちと野球ができる。こんな至福はない」と心境を語った。

会見では独特の言い回しで全国の強豪校へ“先制口撃”も行った。西谷浩一監督率いる大阪桐蔭には岐阜県出身で今秋ドラフト1位候補の根尾昂内野手(2年)が在籍するとあって「西谷監督にはこれから(岐阜に)立ち入り禁止にすると伝えました」と話し、笑いを誘った。

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