倉敷商・引地秀一郎投手、147キロ・粘りのピッチングで勝利

高校野球ドラフトニュース 2018年ドラフトニュース

倉敷商の153キロ右腕・引地秀一郎投手が宇部工業戦で先発し、最速147キロを記録したものの、6回まで9安打を許した。それでも粘りのピッチングで勝利を飾った。

もう一皮脱却できず

引地秀一郎投手はこの日、初回に最速147キロを記録した。しかしヒットと盗塁で1アウト2塁から、続くバッターから三振を奪うものの、その後連続四球で2アウト満塁、ここでセンターライナーで何とか抑える立ち上がりとなる。

2回も味方のエラーの後にヒットなどで1アウト2,3塁とすると、タイムリーヒットを浴びて1失点。それでもその後の1アウト2,3塁のピンチを抑え1点で抑えた。その後も毎回ランナーを背負うも、球速も140キロ前半から90キロ台のカーブを使うなど投球の幅を広げて、何とか粘った。

6回を投げて9安打を許し4四死球、味方のエラーも4つと、リズムの悪い内容となったがそれでも3失点に抑えた。

球速は高校生トップクラスなのは間違いなく、下半身の土台もしっかりとしている投手で、あとはフォームが一定してくるか、そして相手を見下ろして投げるような投球ができてくるかという感じだったが、まだ、今大会ではその領域まで達していない。

素晴らしい素質を持った投手が、このようなピッチングをしていたが、あるきっかけでもって、手が付けられないような投手になっていく事も多く、引地投手もそのタイミングがいつか、という投手だと思う。

この日はプロの視察情報などは現時点では不明だが、プロに行く素材であることは間違いなく、高校生の間に抜け出るピッチングができるかどうか、それ次第でドラフトの指名順位が変わってきそうだ。

2018年度-高校生投手-右投のドラフト候補リスト

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