東京学館浦安の2年生・大家雅史投手が7回1安打7奪三振無失点の快投、成長目指す143キロ右腕

2026年ドラフトニュース高校野球ドラフトニュース

春季高校野球千葉大会の2回戦で東京学館浦安高校vs東京学館船橋高校の試合が行われ、東京学館浦安が8-0の8回コールドで勝利を収めた。この試合では、東京学館浦安の2年生右腕・大家雅史投手が圧巻のピッチングを見せた。

スポンサーリンク

目指すは150キロ、2年生右腕が7回1安打無失点の快投

背番号10を背負い先発した大家雅史投手は、7回を投げて許したヒットはわずか1本、7奪三振無失点という完璧に近い内容で相手打線を封じ込めた。80球を投げてストライク率は71.3%と制球力も安定していた。「初回はスピードに乗っていなかったけど、投げているうちに体があたたまって、いつもの投球ができた」と振り返る大家投手は、2回には自己最速にあと1キロと迫る142キロを計測。苦手としていたインコースへの投球も狙って投げられるようになったと語り、投球の幅が広がっていることを示唆した。許した唯一のヒットは3回に一塁手のすぐそばを抜ける不運な当たりであり、四球も1つだけと、堂々たるピッチングであった。

冬場の成長!下半身強化で球威と制球力が向上

大家投手は、1年生だった昨春に最速137キロで公式戦デビューを果たしたが、秋に足の肉離れで離脱してしまう。それでも冬場はウェートトレーニングで臀部を中心に下半身を徹底的に鍛え上げると、このトレーニングが奏功し、投球の精度が高まっただけでなく、球速が143キロにアップした。

橋口孝司監督は、大家投手の将来について明確な青写真を描いており、「夏までに145キロを超え、3年夏に150キロを投げられるようになってくれれば。トレーナーとも相談しながら育てたい」と話し、育成プランを語った。来年の高校生世代では、横浜の織田翔希投手と池田聖摩選手、沖縄尚学の末吉良丞投手、山梨学院の菰田陽生投手、市立和歌山の丹羽涼介投手などが、すでに150キロに到達している。これは大家投手にとっては高い壁と感じるのではなく、自分にもできるというモチベーションにつなげていけるはずだ。

大家投手は、浦安リトルシニア出身であり、この試合でも浦安リトルシニア出身の6人がスタメンに名を連ねていた。また、7歳上の姉・未羽さんは埼玉栄高校時代にバスケットボールで全国高校選手権に出場するなど、アスリートの血筋を引いている。兄妹での全国制覇を目指し、地元、浦安の星・大家雅史投手の今後の成長に注目したい。

大家雅史投手 プロフィール

  • 氏名: 大家 雅史(おおや まさふみ)
  • 所属: 東京学館浦安高等学校 2年
  • ポジション: 投手
  • 出身: 千葉県浦安市
  • 経歴: 浦安リトルシニア
  • 投打: 右投右打
  • 身長: 175cm
  • 最速: 143キロ
  • 特徴: 来秋ドラフト候補として期待される2年生右腕。冬場のトレーニングで球速と制球力が向上。将来の150キロ到達を目指す。
2026年度-高校生のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
【高校野球】浦安対船橋の“東京学館ダービー”は、東京学館浦安が快勝 2年生の最速143キロ右腕・大家雅史が7回1安打無失点 - スポーツ報知
東京学館浦安の最速143キロ右腕・大家雅史(おおや・まさふみ、2年)が、7回1安打無失点7奪三振と快投。東京学館船橋との“東京学館ダービー”をコールドで制した。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント