スポニチ大会のJX-ENEOS vs ホンダ熊本の試合では、JX-ENEOSのドラフト注目スラッガー・井領雅貴選手が、6回2アウト1,3塁の場面で相手を突き放す3ランホームランを放った。
井領選手は桐蔭学園からJX-ENEOSに入社し6年目、毎年のように活躍を見せドラフト候補として名前が挙がる。井領選手はこの冬に体重を4kg増やしたが、「入ったのはそのおかげかな」と更なるパワーアップを自己分析していた。高校生からの入社なので、今年は大卒社会人と同じ年となりまだ若い。今年は指名がありそうだ。
JFE東日本vs大阪ガスの試合では、JFE東日本の杉本智大投手が5安打7奪三振で完封勝利を挙げた。杉本智大投手は東海大出身で菅野智之投手の3つ先輩にあたる。最速144km/hのストレートにフォーク、スライダーなどを投げる投手で、社会人入りして5年目とベテランとなり味を見せてきた。
JX―ENEOSのドラフト候補の3番・井領が3―2の6回に2死一、三塁から右翼席に勝利を大きく引き寄せる3ランを放った。
「完璧に捉えたわけではないけど、入るかなとは思った」。今オフは体重を4キロ増量し「入ったのはそのおかげかな」とパワーアップを実感した。昨年2冠を達成した都市対抗と日本選手権でも本塁打をマーク。「とにかくバッテリーに嫌だと思わせたい」と次戦を見据えた。
思わず表情を崩した。3―0の9回2死、最後の打者から空振り三振を奪った杉本は「(完封は)最初からゼロに抑えるつもりで投げているけど、調子に乗ってもあれなので、一人一人という意識で我慢しながら投げた」と振り返った。
3回からは3イニング連続で得点圏に走者を背負ったが、粘り強い投球を見せた。被安打5で投げきった右腕に、青野達也監督は「完封してくれるとは思っていなかった」と笑ったが、7三振を奪い、無四球のおまけ付き。わずか108球で今大会の完封一番乗りを決めた。
東海大4年時は3学年下の菅野(巨人)とともに投手陣を支えた。「練習もよく一緒にやったし、オフはゴルフに行くこともありますよ」と、今でも連絡を取り合っている。浪人の末に巨人入りした菅野は、開幕ローテーション入りが決定的。「(デビュー戦は)見に行きたい。頑張ってほしい」とエールを送った。11日の初戦は東芝に1―2で惜敗。嫌なムードを払しょくし、予選リーグ突破に望みをつないだ杉本は「何とか決勝まで行って優勝したいですね」と、大会2連覇へ意欲を見せた。
コメント