都市対抗南関東2次予選で、日本通運が復活の都市対抗出場を果たした。渡辺圭投手、高山亮太投手、井口拓皓投手の3投手が5試合で4失点と好投を見せている。
一人エースから
昨年までのチームは、エースの井口拓皓投手が完封するなど、エースに頼ることが多く、井口投手の状態でチームの勝敗が決まる所があった。しかし今年は、井口投手は昨年ほど調子が良くない。
しかしそれが他の投手に火をつけた。東海大卒2年目の渡辺圭投手、そして鷺宮製作所から移籍した同じく東海大出身の5年目・高山亮太投手も、先発に加わってきた。
この都市対抗2次予選、第1代表決定トーナメントの2回戦・JFE東日本戦ではエースの井口投手が先発、渡辺投手と継投好投をしたものの5回に2失点し0-2で敗れた。チームは第2代表決定トーナメントに回ると、かずさマジック戦では井口、高山、渡辺の3投手の継投で完封し、決定戦で再び対戦したJFE東日本には、井口投手ではなく、左の渡辺投手を先発に送った。
渡辺投手は制球に苦しみピンチを背負いながらの投球だったが、2回には140km/hを超す速球で2連続三振でピンチを切り抜けるなど6回を2失点、そして7回からは高山投手が2イニングを抑え、9回には井口投手が締めた。
相手をみて先発を変えられる日本通運が3年ぶり40回目の都市対抗出場を決めた。渡辺投手、井口投手はプロも注目する投手で、本選での活躍が期待される。
一度は敗れた相手を6回無失点に抑え「本当によかった」。七回からは今年鷺宮製作所から移籍した2番手の左腕・高山、九回は駒大出身の3年目右腕・井口が締めた。チームを支える3本の柱が、ここ一番で大きな仕事をした。
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