早大・有原航平投手を12球団が上位候補に、156km/h右腕に注目集まる

早大, 有原航平

 今年のドラフトで、安楽智大投手と並んで注目されそうなのが、早稲田大・有原航平投手となりそうだ。187cm90kgの体から156km/hを投げ、安楽智大投手とほぼ同じスペックを持っており、12球団がドラフト上位候補に挙げている。

 

高校時代から注目

 有原航平投手は広陵高校時代にセンバツで準優勝した大型右腕としてプロから注目されていた。その点も安楽投手に似ている。しかし早い段階で早稲田大進学を決めており、「大学に入る時、高校からプロに入った選手に負けない4年間にしようと思っていた。小さい頃からプロに行きたいと思っていたので、1位で指名してもらえるようにやっていきたい」と話すように、大学4年でドラフト1位候補になる事を目標に、ここまで3年間で140km/h中盤だったストレートは156km/hまで伸ばした。

 しかしそれだけのストレートを投げながらも痛打される場面が多く、また、手が付けられない素晴らしいピッチングを見せたかと思うと、次の試合では失点を重ねて敗れたりと勝ちきれない所があり昨年春までは10勝9敗だった。それが昨年秋はストレートが低めに伸びるようになり、3勝1敗、全ての試合に好投して防御率0.72で最優秀防御率となった。

 

プロ12球団が注目

 その成長を見て12球団がドラフト上位候補としてリストアップしており、地元広島は広島・苑田スカウト部長が「間違いなく来年のドラフト1位」と評価しドラフト1位候補として名前を挙げている。怪物・安楽智大投手に勝るとも劣らない投手として評価されており、安楽投手の争奪戦と絡んで、12球団の駆け引きが予想される。

 ドラフト1位は確実と見られる。高校時代から夢見たプロ入りを迎え、ラストシーズンで春秋で10勝して、安楽投手を上回る目玉投手としてプロ入りして欲しい。

 

 決して遠回りではなかった。早大のエース番号「11」を3年時から背負う有原は、大学で着実にレベルアップしてきた。直球の最速は1年時から6キロ上がり156キロを計測。堂々の今秋ドラフト1位候補だ。

 「大学に入る時、高校からプロに入った選手に負けない4年間にしようと思っていた。小さい頃からプロに行きたいと思っていたので、1位で指名してもらえるようにやっていきたい」

 広陵(広島)では10年センバツで4強入り。当時から超高校級右腕と騒がれ、プロ志望届を提出すればドラフト上位指名は間違いなし、と言われていた。だが、夏の大会前に右肘を痛めたこともあり、プロ入りよりも進学を選択。早大では1年春から神宮のマウンドに上がり、昨秋リーグ戦では最優秀防御率(0・72)のタイトルも獲得。通算13勝を挙げるなど、大学球界を代表する投手に成長した。ヤクルト・山田、巨人・宮国ら、プロで実績を積む同い年の選手を意識しながら、同じ舞台に上がることを目標にしてきた。

 小2で野球を始めて以来、投手一筋。「小さい頃からフォームはいじられたことがない」という。最も腕が振れるスリークオーターのフォームは、体に染みこんでいる。カットボール、ツーシームなど変化球も多彩で、大舞台での経験も有原の財産。ネット裏のスカウト陣は「間違いなく1位で消える投手」と口をそろえ、各球団は早い時期からマークを続けている。

  ゆったりとしたフォームから投げ込む直球は最速154キロ。1メートル87、90キロと恵まれた体から繰り出される角度のある真っすぐは威力十分だ。昨春の明大1回戦では3安打完封。明大の打者は次戦からバットをふた握り短く持つようになった。

 武器は150キロを超す直球にツーシーム、スライダー。広陵高時代から注目する広島・苑田スカウト部長は、昨春の時点で「間違いなく来年のドラフト1位」と獲得への思いをめぐらせていた。

 3年間で通算50試合に登板し13勝10敗、防御率3・01。昨年は春が3勝3敗、防御率2・91(リーグ7位)と今ひとつだったが、秋は3勝1敗、防御率0・72(同1位)と飛躍した。通算202回を投げ、奪三振は151。スピードの割に奪三振が少ないのは、有原自身が「流れを変えるところで取れればいいと思う」と三振にこだわっていないからだ。


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