法大・石田健大投手敗れるもドラフト1位確実、早大・中村奨吾選手3ベース

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 早稲田大・有原航平投手との同郷の投げ合いとなった法大・石田健大投手、8回を投げて6安打9奪三振で2失点と好投を見せた。対決には敗れたが、昨年の不安を吹き飛ばす、ドラフト1位候補の投球だった。

145km/hと大きなスライダー

 もし有原航平投手との投げ合いでなければ、石田健大投手の名前はもっと挙がっていたかもしれない。そう思えるほどレベルの高い内容だった。

 この日は初回から制球も定まり、140km/h中盤の速球を内角、外角に配った後、得意の大きなスライダーで空振り、見逃しで三振を奪っていった。昨年の日米大学野球や秋季リーグ序盤のような不安定さは無く、プロのサウスポーを見ているような安定感を見せた。

 しかし課題も出た。3回に制球がやや甘くなると有原投手に先制の2ベースヒットを打たれ、5回にも中村奨吾選手に高めのスライダーを打たれ3ベースヒットで追加点を奪われた。プロではこのあたりが課題になってきそうだ。

 

石田投手にもスカウト絶賛

 この日集まった日米16球団のスカウトは、石田投手にも高い評価をしている。千葉ロッテの松本尚樹編成統括も「石田は以前は直球で押している印象だったが、今は打者をしっかり見ている。」と話すと、広島の苑田スカウト部長は、「石田も良くて、見ていて楽しかった」と話し、広島出身の有原投手と共に石田投手の成長も見ていた。

 この日の投球であれば、プロでも左の先発として、1年目から投げる事ができるだろう。そういった意味ではドラフト1位は間違いない。その上で、今の投球ならば6回まで3失点前後、8勝しながらも8敗前後、という感じがある。それを突き破って、9回1失点、10勝5敗前後の投手になるために、さらに成長を期待したい。

 

中村奨吾選手も納得の打撃

 野手で大学NO1の評価を受ける早大・中村奨吾選手は、4番セカンドで出場して4打数1安打だった。しかし5回に石田投手のスライダーを逃さずに左中間を破って三塁打、打点も記録して納得していた。

 昨年秋には4本塁打も記録し、鳥谷2世として注目されている中村選手、この試合でプロのスカウトの評価も上がったと思う。

 

 特に悔やんだのは3回。1死二塁から相手エースの有原にこの日最速の145キロを右中間へ運ばれた。「きょうは、どっちが先に点を取られるかだと思っていた。早めに点を取られて、有原を乗せてしまった」。同じ広島出身の同学年のライバルに負けたくない気持ちは人一倍だった。

 一方で収穫もあった。「変化球でカウントを取れた」。直球一辺倒だった昨年と違い、チェンジアップとスライダーで冷静に追い込んだ。課題の制球面も8回で四球は1個だけ。「良い攻め方はできた。修正して、次につなげたい」。春はまだ始まったばかりと、前を向いた。

 プロ注目のエース左腕、法大・石田は、同じ広島出身の早大・有原との初対戦に敗れて唇をかんだ。「序盤真っすぐが走っていたし、追い込むこともできた。有原と中村に打たれた2球が甘かった」。三回の有原の右中間二塁打と、五回に中村に左中間三塁打を浴びたことを悔やんだ。それでも、13日の2回戦に勝てば、有原との再対決が可能になる。「向かっていく気持ちを出した自分らしい投球をしたい」と雪辱の機会を見据えていた。

 大型内野手としてドラフト上位候補に挙がる早大・中村主将は、石田から1安打をマークした。

 5回2死二塁から甘く入ったスライダーを捉え、左中間を破る適時三塁打。「初球にファウルを打った時にいい感じに力が抜けた。タイムリーになって良かった」と笑顔を見せた。リーグ戦通算71安打とし、100安打の大台に向け上々のスタートを切った。

 内野手としてプロ注目の早大・中村主将は「有原が投げて、先制点も決めてチームに勢いがついた」とエース・有原に感謝した。自身も3打席目に追い込まれながら、左中間三塁打で追加点を挙げ、納得の表情。「初球に大きなファウルが打ててうまく力が抜け、体が反応した」と春の初安打、初打点に声を弾ませた。

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