早稲田大・茂木栄五郎選手が大会2号の3ラン、早稲田大が大勝

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 大学野球選手権準決勝、早稲田大vs上武大の対戦は、早稲田大が11-2で7回コールドで勝利した。プロ注目のドラフト候補・茂木栄五郎選手が初回に今大会2号となる3ランホームランを放って快勝した。

今春、15試合で7本塁打

 茂木栄五郎選手は171cm75kgと体は大きくなく、森友哉選手と同じ位だろう。しかし放たれる打球は、大学トップクラスの飛距離を誇る。

 1年生の春からサードのレギュラーとして出場していた茂木選手は、どちらかというとチャンスに強いバッティングを見せ、カチンという強い打球で痛烈なヒットを打つ中距離打者のように見えた。しかし昨年秋は広角にヒットを放って首位打者を獲得すると、このオフは練習でバックスピンをかけて飛距離を伸ばす事に取り組み、「打ち方を掴んだ」と話すと、リーグ戦5本のホームランを量産した。

 そして今大会でも初戦の東海大北海道戦で5回に3ランホームランを放つと、この日も初回に3ランホームランを放ち、これでこの春は15試合で7本塁打と、完全にスラッガーとして生まれ変わった。

 

巨人スカウトも評価

 この日も巨人の榑松スカウトが視察し、「変化球に対しても対応力が高い。リストが強く、広角に長打が打てる。」と評価した。6回には左中間に痛烈に持っていく打撃を見せ、この試合3安打4打点とした。

 このリストの強い打球が本来の茂木選手の打球だった。それにバックスピンをかけた打球も打てるようになった。この引き出しの多さは、プロ入りしてもどんなスタイルの打者にもなれる可能性を示す。

 守備では遊撃手などは難しいようで引き出しは少なさそうだが、打撃に関して可能性の幅が広く、プロのスカウトも推薦しやすい選手だろう。

雄たけびを上げ、闘志全開で茂木が打席に立った。初回無死二、三塁。内角スライダーを捉えると、白球は気迫に押されるようにして右翼席最前列へ着弾した。「ライトフライかと思ったけど、3点入ったのは大きかった」。本人もビックリの今大会2号3ランが、猛打ショーの号砲となった。

1年春からレギュラーを張る男に、長打力という武器が加わったのは今春だった。昨年よりもボールの中心部のわずか下にバットをぶつける練習を繰り返した。「バックスピンをかけて飛ばすイメージが少しずつ分かってきた」。フリー打撃から飛距離が伸びた。高橋広監督が「ケージの後ろで見ていても、打球を見失う。凄い振りをしている」と舌を巻くほどだ。過去3年間でわずか3本塁打。昨秋に首位打者を獲得するなどアベレージヒッターだったが、今春リーグ戦では5本の量産。全国舞台でも「どの打席も強く振ろうと決めている」とフルスイングを貫き、リーグ戦から計15試合で7本目となった。

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