九州でも注目投手が活躍を見せた。福岡六大学リーグでは福岡工大の笛田怜平投手が15奪三振で完封勝利、また九産大で来年のドラフト注目投手の一人、高良一輝投手も完封で2勝目を挙げた。
福岡六大学
笛田怜平投手は185cmから149km/hの速球を投げ、リーグを代表する投手としてプロからも注目されていたが、この春は調子が悪く2勝どまり、ドラフト候補としてはあまり名前が挙がらなくなってしまった。この日は福岡教育大を相手に9回を投げて3安打15奪三振で完封、最速は140キロどまりだったが緩急をつけたピッチングを見せた。
笛田投手はもともと角度のある速球と、三振を奪える変化球のある投手で、やや力に差がある福岡教育大という事もあり快投を見せた。しかし球速は140キロとまだまだで、これから九産大などとの対戦で復活のピッチングを見せるのか注目したい。
また来年のドラフト注目候補、九産大の高良一輝投手は日本経済大を6安打完封、今季は2勝0敗と安定したピッチングを見せる。キレのある速球は大学野球選手権でプロのスカウトに注目された。他にも九州共立大の3年生で188cmの大型投手・岩本喜照投手は、福岡工大戦で7回2安打9奪三振無失点に抑え7回コールド完封。球速はまだ144キロだが大型投手という事もあり体ができればもっと出るようになるだろう。また空振りを奪える変化球があり、これも武器となる。
九州六大学
また九州六大学リーグでは福岡大の4年生左腕・本多裕哉投手が8回を投げて3安打6奪三振で完封、182cmの左腕投手は球速は140キロだが、サイドスローの左腕としてプロも注目している。また9回には唐仁原志貴投手が登板、こちらも184cmの左腕として注目されているがこの春は調子を落としていた。この日は1回を投げてノーヒット2奪三振で無失点、期待の投手だけに復活のきっかけとなる投球になれば。
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