福岡六大学リーグでは、九州共立大vs福岡工大の2回戦に、今年のドラフト注目投手、岩本喜照投手が登板した。春に右ひじを痛めてほとんど登板できず、復活の投球となったこの日は、8球団のスカウトが視察に訪れた。
145キロ
岩本喜照投手は187cm85kgの大型右腕で、最速147キロの速球を投げる。九共大では大瀬良大地投手の後継者として1年春から登板し、ここまでリーグ戦では16勝3敗の成績を残している。
しかしドラフト候補として注目された4年春、リーグ戦前に右ひじを痛めると春のリーグ戦はほとんど投げることができず、球速もかなり落ちており心配された。しかし先日のオープン戦で力強い速球が戻り、2戦目の先発としてこの日登板した。
岩本投手は初回にいきなりホームランを浴びた。「ど真ん中の失投でした」と話した岩本投手、しかしそこから「上半身に力が入っていたので下半身を使って低めを意識した」と修正すると、5回以降は1安打9奪三振、球速も145キロを記録した。8回3安打1失点、見事な復活登板だった。
8球団スカウト視察
この日は福岡ソフトバンク、中日、阪神、北海道日本ハムなど8球団のスカウトが視察に訪れた。具体的なコメントは無かったものの、「初回はちょっと気にしてしまった」と岩本投手、プロ志望の意識があるようだ。
軽く投げて伸びる球を投げる岩本投手、試合中での対応力も高く、プロでも勝てる投手になるかもしれないと思う。
岩本2季ぶり白星 九共大連勝発進 西日本スポーツ紙面 2016/9/5
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