2019年、2020年ドラフト注目選手、創価大・杉山晃基投手と慶大・佐藤宏樹投手

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今秋の大学野球では、来年のドラフト候補として東洋大の甲斐野央投手、梅津晃大投手、日体大の松本航投手、東妻勇輔投手が注目されたが、2年生の154キロ右腕・創価大の杉山晃基投手、1年生の148キロ左腕・慶応大の佐藤宏樹投手なども台頭し、期待が高まっている。

154キロ右腕は160キロ目指す

大学生で160キロを記録した選手はまだいない。その中で160キロを期待できるのが、創価大の2年生・杉山晃基投手。盛岡大付出身で高校時代は最速146キロ、大学に進むと春のデビュー戦で149キロ、その夏に152キロ、そして2年になり154キロを記録した。

球速だけでなくこの秋は、1試合に必ず150キロを1球は記録する速球と、スライダー、フォークを交えて、リーグ最多の6勝を挙げた。防御率1.26で最優秀防御率を記録、文句なしの最優秀投手、そしてMVP、ベストナインを獲得した。明治神宮大会を出場を決める関東大学野球選手権でも3試合すべてに先発、明治神宮大会でも関大戦で先発し5回1失点で勝利を挙げた。150キロも記録している。

ただし、リーグ戦の疲れもあってか、関東選手権や明治神宮大会では本来のピッチングは見られなかった。

この秋のリーグ戦で大きな自信をつけた杉山投手、「リーグ戦を乗り越えたことで、精神面でも成長できた。環境が変わって、うまくはまった」と話した。そして、「投手の醍醐味は球速。スピードは速い方がいい。1キロでも速い真っすぐを投げたい」と話し大学発の160キロを記録することを誓った。

2019年のプロ入りについて、「上でやりたい。冬は筋トレをやって160キロは投げたい」と話した。

148キロ左腕はプロ入りに強い思い

慶応大の佐藤宏樹投手はこの秋のリーグ戦優勝の立役者だった。148キロの速球を投げてリリーフ、先発で活躍し優勝のかかった早慶戦2回戦では先発して8回11奪三振2失点の好投、防御率1.03はリーグトップとなり、3勝を挙げた。

この春までは制球難により3軍にあたるCチームにいた。リーグ戦で死球を当ててからコントロールが狂った。しかし、スライダーの握りを変えて磨きをかけてストライクが取れるようになると自信を取り戻し、ストレートのコントロールも良くなった。

佐藤投手は秋田の大館鳳鳴出身で、秋田県では「1学年上の秋田商・成田翔さん(2015年千葉ロッテドラフト3位)も、1学年下の大曲工・藤井黎來君(2017年広島育成ドラフト2位)もプロに行った。自分もプロで活躍して、何かしらの形で地元に貢献したい」と話し、秋田の先輩・後輩がいる舞台に上がることを誓った。

ドラフト会議では大学生選手が主役となることが多い。杉山投手、佐藤投手もすでにプロもファンも注目をしており、それぞれ2019年、2020年のドラフトの目玉となるだろう。

2019年度-大学生のドラフト候補リスト
2020年度-大学生のドラフト候補リスト

今秋は大車輪の活躍だった。右上手から投げ込む重い剛球に加え、スライダー、フォークを自在に操り6勝をマーク。最多勝を始め、最高殊勲選手賞、最優秀投手、最優秀防御率(1・26)、ベストナインの計5冠に輝いた。明治神宮大会出場を決める関東地区代表決定戦でも3戦連続で先発し、本大会でも8強に導いた。「リーグ戦を乗り越えたことで、精神面でも成長できた。環境が変わって、うまくはまった」と胸を張った。

秋の大学日本一を狙った今月の明治神宮大会は、環太平洋大(中国地区)相手に登板機会がなく、初戦敗退した。それでも目標は変わらない。「1学年上の秋田商・成田翔さん(現ロッテ)も、1学年下の大曲工・藤井黎來君(広島育成2位)もプロに行った。自分もプロで活躍して、何かしらの形で地元に貢献したい」。

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