九州六大学リーグは、13日に開幕します。注目選手などをまとめます。
注目選手
九州国際大の佐藤卓実投手は、今年注目選手の多い右腕投手の中でも、高い評価を受ける投手だろう。184cm82kgの体から最速150キロを投げ、ストレートで勝負する気持ちの強い投球を見せる。東京や関西の選手を一通り見たスカウトが、足を運んでくると思うが、やはり大学野球選手権で全国の打者を相手にしたピッチングを見たい。
また九国大は1年時から140キロカルテットと注目された高椋俊平投手、江口賢太投手、山野敏毅投手、山本晃希投手も4年生となった。高椋投手は下級生時代から実績があり、昨年秋も3勝0敗、防御率0.82で佐藤投手を抑えてトップの成績を残した。江口投手、山野投手、山本投手は180cm以上の身長があり、140キロを超す速球に力がある。エース佐藤投手と競争してまだまだ成長をしてほしい。
福岡大で188cmから148キロの速球を投げる笹渕塁嗣投手は、ベンチ入りしていないようだ。昨年秋は1勝1敗も、25回2/3を投げて防御率1.05でリーグ4位に入る成績を残しており、期待をしていたが状態が気になる。
それでも福岡大は、昨年秋に4勝1敗、防御率0.98の好成績を残し、ノーヒットノーランを達成した小柄な左腕・秋山遼太郎投手がエースとして安定感がある。また久留米商から入学した1年生の井上絢登選手はオープン戦でホームランを打つなど長打力が魅力で、DHなどでの起用が検討されており、1年生捕手の正成智選手(八代)もマスクを被る可能性もある。
北九州市立大は、高校時代に30本塁打を打った土田天洋選手が、昨年1年目の秋に打率.346、ホームラン1本を打ちリーグ7位の成績を残した。強烈な打球を見せる選手で、主軸としての期待が高まる。また同じく2年生の益田武尚投手は嘉穂時代に145キロを記録し、プロ複数球団が注目した投手で、成長が期待される。
久留米大、西南学院大、九州大からもドラフト候補が出てくるか、注目したい。
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