阪神ドラフト2位・高橋遥人投手が初登板初勝利

高橋遥人, 阪神

阪神のドラフト2位ルーキー・高橋遥人投手がプロ初登板で初勝利を飾った。7回無四球で無失点という素晴らしい内容だった。

亜大最後の登板は5連続ボールで交代

プロ入りし、大きな自信を身につけて花開いた。高橋遥人投手は常葉橘時代に現ソフトバンク監督の工藤氏から、投球フォームと投げる球の球質を絶賛され、ドラフト候補として名前が挙がっていた。しかしプロ志望届を提出し指名を待ったものの、指名は無く亜細亜大へと進んだ。

亜細亜大でもその球質に注目され、1年生の秋にリーグ戦で登板するなど期待されていた。主にリリーフとして登板し、球速も151キロを記録するなどしたものの、先発として投げた3年生秋も防御率は2.38でリーグ4位だったものの1勝4敗、登板では130キロ台の球をストライクに投げるのが精いっぱいというような投球で、チーム勝たせる投手としてはまだ遠かった。

そして4年生を迎えた。エースとなることを期待されたものの先発で結果を残せず、リリーフに回る。しかしリリーフでもここぞという場面で制球に苦しむなど結果を残せなかった。最後のシーズンとなった昨年秋も、東洋大との優勝を争う試合で、3点ビハインドの4回2アウト2,3塁の場面でマウンドに登ったが、5球連続でボールとなり、それで降板した。最後の最後の屈辱的なマウンドとなってしまった。

金本監督が自信を与える

それでもドラフト2位で阪神に指名され、素質の高さを評価された。そして阪神では金本監督が事あるごとに高橋投手について、「ストレートと分かっていても捉えられない」と絶賛するコメントを出していた。

また、今年1月に帰省した際に、小学校時代に4年間所属していた西奈少年野球スポーツ少年団の和田氏を訪問した。小学生当時の高橋投手は「直球も速く、外角のストライクとボールを投げ分けるくらいコントロールが良かった」と話す和田氏に会った高橋投手は「コントロール良かったですよね?」と、小学生時代の投球スタイルにつうて確認していた。そして高橋投手は徐々に自信を持ち始めた。

「大学時代はストライクを取りに行っていた自分がいた。」と振り返る高橋投手、この日の投球では「思い切り腕を振って、ストライクを取りに行かなかった事が無四球につながった」と話した。

大学時代、151キロを記録するのに、なぜこんなピッチングしかできないのだろうと、見ているファンを思わせていた高橋投手、その潜在能力を高く評価した阪神が高橋投手を預かり、見事に成長させた。

7回2安打無失点、5奪三振で無四球のピッチングでさらに自信を持つ事になるだろう高橋投手、20勝を記録した井川慶投手くらいの投球をするかもしれない。

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ウイニングボールを手にした孝行息子が、かわいくて仕方がなかった。肩をポンポンとたたいて、ねぎらう。金本監督の顔は、とろけていた。「すごいでしょ? いつもいってるじゃん。普通に投げたら普通に打たれないよ、と」テレビ会見を終えると、鼻高々に、報道陣を見渡し、豪快に笑った。


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